第2話

第17話
38
2025/03/24 03:00 更新


私が会いたい人はもう1人いるのに、

会えていない。

エマ
エマ
そろそろ出てきたら?マイキー


エマの涙が落ち着き、

そんなことを言う。

鈴月
鈴月
え、来てるの!?
エマ
エマ
当たり前でしょ!なのに、マイキー、
エマ
エマ
俺は鈴月に会う資格が無いだのほざいてて、


まさか、マイキー、

まだあの時のこと気にして、、。

エマ
エマ
まぁ、でも、
エマ
エマ
無理やり連れてきたよ笑


そう言って、

ドアの方に目配せすると、

細い隙間から、

マイキーがこちらを覗いていた。

鈴月
鈴月
マイキー、?


けれど、一向に出てくる気配は無い。

ベットから出て歩いてそっち側に行きたくて、

冷たい床に素足をつけて、立とうとする。



腕に力をこめて、

震える足で立とうと、思いっきり、

手を離す。

けど、

鈴月
鈴月
わッ、


がくん、と力が入らず、

地面に身体を打ち付けそうになる。

けれど、にぃに達に腕を引かれ、

そのままにぃに達の方に倒れ込む。

鈴月
鈴月
ごめん、ありがとう、
蘭
無理しないで座ってな
竜胆
竜胆
あぁ、また悪化したら困る
鈴月
鈴月
うん、、


そうして、またベットに戻された。

エマ
エマ
ちょっと、マイキー!
エマ
エマ
鈴月ちゃんに歩かせるなんでどんな神経してんのよ!
エマ
エマ
早く来て!


そう言って、

マイキーにタイキックしながら

中に入れる。

絶対痛いはずなのに、

こちらを悲しい目で見つめてくる。

鈴月
鈴月
ごめん、みんな、マイキーと二人きりにしてくれない、かな?


みんなは何かなんとなく分かったようで、

小さく頷いてから、すんなり

廊下に出てくれた。


















酷く静かになる。

まるで、世界に2人だけ取り残された

錯覚に陥る。

鈴月
鈴月
ねぇ、マイキー、まだ、あの時のこと気にしてるの?
マイキー
マイキー
ビクッ



やっぱり。そうなんだ。

気にしなくていいのに。

けど、そんなことを言っても聞いて貰えないだろうな笑


鈴月
鈴月
気にしなくていいって言ってるのに
マイキー
マイキー
っ、でもッ、
マイキー
マイキー
俺は、俺がッ、鈴月を傷付けた事実は変わらない。
鈴月
鈴月
それがなんだって言うの?
鈴月
鈴月
私と会った時、どう思った?
鈴月
鈴月
私は嬉しかったよ、ずっと会いたかったから


全く傷ついて無いと言えば、

嘘になるのかもしれない。

少しばかりは傷ついたけど、

それでも、それ以上にマイキーのくれたものは

大きかった。


マイキー
マイキー
俺も嬉しかった、喧嘩するはめになったけど、また会えて
マイキー
マイキー
けど、鈴月が気にするなって言っても気にする!
鈴月
鈴月
……、分かった。
鈴月
鈴月
ねぇ、マイキー、――。
マイキー
マイキー
え、なんて言ったんだ?


そう言ってマイキーは私の方に顔を近づける。

そして、私は、




























鈴月
鈴月
えいっ!
マイキー
マイキー
ペチン!


マイキーのおでこに思いっきりデコピンした。

マイキー
マイキー
…?


マイキーは何が起きたか、

状況が掴めず、ポカンとしていた。

それが何ともおかしくて、

盛大に吹き出してしまう。


鈴月
鈴月
〜www
マイキー
マイキー
え?鈴月、?
鈴月
鈴月
私の言われた時の痛みはこのくらいでしかないの
鈴月
鈴月
そして、今同じくらいマイキーを傷つけちゃった
鈴月
鈴月
おあいこだから、気にする必要無くなったね笑
マイキー
マイキー
え、あ、うん、?
マイキー
マイキー
けど、次は俺が守るからな!
マイキー
マイキー
それでほんとにおあいこだ!
鈴月
鈴月
うん、ありがと笑


これで一件落着だ!



その後はまた、みんなを呼んで、

面会時間ギリギリまで話した。

その後、

お医者さんから今後についての説明があった。







︰裏話


マイキーのデコピンのシーンあるじゃないですか?

あれ、本来ならビンタにしようかと思ったんですけど、

鈴月ちゃん心優しそうで、綺麗な子にそんな

むごいことさせられないと思って辞めました😉

ギャップも好きなんですけどね😅



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