第10話

固めた覚悟と貴方の未来
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2024/08/16 14:12 更新
試合当日、昌幸も私も勝ち進め
強者たちが集まる関東大会でぶつかる

個人戦で登り詰め、全力で戦っていく。
昌幸
よっしゃ!準決勝!
あなた
同じくっ!
昌幸
ナイスゥ!
私たちは、ハイタッチして
お互いの勝利を分かち合う。
でも油断はしない。



止まらない汗を拭い、スポドリを飲んで
息をつく



















面を脱いで、息を整えるあなた。
真剣な目に見入ってしまう。
本当に強くなった。小学生の時は
へっぴり腰だったのに、中学に入ってから
減量して人が変わったように、稽古に打ち込む。

関東大会でのダークホースとも呼ばれた。
マークしていた、強い選手を倒していく。


かけているものが違った気がした。





昌幸も動きが段違い。
彼女と共に成長して、ああやってハイタッチしているのが羨ましくて仕方ない。
牛沢
俺も、あいつらと同い年で生まれたかったな。
そんな、くだらない願いをこぼすほど














準決勝、相手は全国的4位の強者
立っている姿が違う。待つ姿勢が長く
耐久戦にもなるかと思ったが、懐に入り込み
仕掛けてきた。足を踏ん張り押し返す。
腕が上がってしまった瞬間を見逃さず
あなたが胴で一本を取った。





すごいっ!あなた!
決勝!?
信じられない!
牛沢
うそだろ••すげぇ







あなたのお母さんが涙ぐむ。
ここまで成長した姿を見せてくれるなんて。
男子の方でも歓声が上がった。










「一本!赤!」










牛沢
おいおい、マジかよ
昌幸、お前もか?
なんと昌幸も一本勝ちを決めて
決勝に勝ち上がる










香澄
きゃー!あなた!昌幸!
すごいっ!

決勝!?
昌幸
決勝らしいよ。
あなた
なんでそんな他人事なのよ
昌幸
実感が沸かなくてさ
あなた
そんなこと言ってると勝てないよ?
優勝するためにきてんだから
頼むよ?
昌幸
まかせろ。優勝してやるよ
あなた
言ったね?
お互いグータッチをして最後の試合にのぞむ。






不思議と落ち着いている。
負ける気がしない。

隙を見て攻撃をドンドン仕掛ける。
最後なんだ。後悔するような闘い方は
絶対しない。
相手の竹刀がブレてきている
スタミナ鍛えて良かった。

得意の瞬発力で決める!!



あなた
めぇえええん!







「一本!白!」










割れんばかりの歓声。
やった!やったんだ

優勝したんだ。やばい!信じられない!















きゃー!あなたーー!
すごいっ!優勝しちゃったの!?
きちんと礼をして、舞台から降りる。
面を外して、俺と目が合った。
手拭いも外し、手を振る
俺も手を振りかえす。


だけど、すぐに昌幸の試合に目をうつす。
時間がかかっているらしく、お互いが
体力の限界をむかえているらしい




















あなた
いけーーー!昌幸ーーーー!


私は力一杯彼に声援を送った
小手の一本を決め歓声があがる。


昌幸も、本当に優勝してくれ
戻ってきて防具を外したところで
感極まって、涙ぐみながら
私は昌幸に抱きついてしまった。
あなた
やばいー!昌幸!
すごいよ!優勝だよ!
本当は超怖かったぁあー!
昌幸
あなたも優勝じゃん!
おめでとう!

すげーなっ!お前、1番下手くそだったやつが
優勝だぜ!?
彼も抱きしめてくれ、笑顔を見せつつ
涙ぐんでいる。
あなた
余計なこというなー!













やばい。マジで2人とも頑張った
優勝とかやべーだろ。
抱き合ってるの正直言って嫉妬したけど
でもそれは讃えあうものだから文句言っちゃいけない。








表彰式も終わり
2人が戻ってきた。

でかいトロフィーに優勝の文字の賞状

牛沢
2人とも、おめでとう
すげーよ!
昌幸
ありがとうー
あなた
がんばったー!
昌幸は少し話したあと、家族と帰るらしく
別れた。


あなたのお母さんは先に荷物を持って帰るらしい
俺たちは電車で帰ることになった。














あなた
先輩
牛沢
ん?
うっしーの服をひっぱり、公園のベンチに座らせる。彼の顔をみてこう告げた
あなた
私、先輩が好きです
牛沢
え••?あなたが俺のこと?
あなた
うん。
牛沢
じゃ、じゃあ、俺の彼女になってくれるの?
あなた
でも、それはできない
牛沢
え?な、なんで?
そう、これが私が出した結論。

うっしーからあの世界をとりあげではダメ。
私とうっしーが付き合うことになっても
彼にはあの世界が必要だから
私たちは一緒にはなれない。

実際、私はうっしーの実況や
TOP4の存在に助けられた。

私だけじゃない、たくさんの人たちの生きる糧になってる。

そんな世界が私の想い一つで無くすことになるなら







私の想いなんて叶わなくていい。








あなた
あのね。うっしーはこれから
素敵な世界を作り上げていくの
たくさんの人を喜ばせて、励ましていく
人になる。
牛沢
うっしー?
あなた
先輩のもう一つの名前だよ。

その素敵な世界で、うっしーは
大切な人に出会うから。
たくさん辛い思いとかもすると思う。
でも、絶対に幸せになれるから!
涙が溢れる。
わたしは彼を抱きしめて、最後にキスをした。



そして、その瞬間
懐かしい景色が広がった。
元の世界の一人暮らしの部屋だ。

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