普段絶対そんなこと言わないバニの口から出た言葉に、一瞬胸がドキッとしてしまう。
私は顔を赤らめたまま「う、うん……」と小さく返事をして、そのまま彼の肩にそっと寄りかかる。
... そのままバニの肩で、静かに寝落ちしてしまった。
部屋の静けさを破るように、バニがぽつりと声をかけてきた。
酔いは冷めたけど、まだ頭がくらくらしている私を見て、彼は少し眉を寄せる。
その言葉に私は小さく頷いた。
そのままコンビニへ
ふらつく足取りを気にしながら、バニは自然に歩幅を合わせてくれる。
コンビニの袋を片手に歩いていると、不意にさっきの言葉が頭に蘇る。
「 他のやつにそーゆーのやめろ 」
思い出した瞬間、頬がじんわり熱くなる。
横を歩いていたバニがちらりとこちらを見て
「どうした?」と声をかけてきた。
慌てて目を逸らす私をバニは足を止め私の顔を覗きこむように近づけてきた
心臓が跳ねる。
誤魔化そうとしたのに、じっと見つめられて言葉が出てこない。
夜風の涼しさより、彼の視線の熱さの方が勝って胸が苦しくなる。
立ち止まった私を見て、バニはふっと笑う
バニはわざと意地悪そうに顔を近づけて、低い声で囁く
にやにや笑いながらも、どこか本気っぽい目で私を見つめるバニ。
そう言って歩き出す私の横で、バニは楽しそうに笑いながら歩幅を合わせる。
家に戻ると、バニが冷蔵庫を開けて缶ビールを取り出した。
缶を渡されて、ソファに腰を下ろす。
「かんぱい」と軽くぶつけて、それぞれひと口
思わず黙り込んで缶を見つめる私を、バニがにやっと横目で見た。
黙って缶を傾けていたバニが、不意に私の手を引っ張る
いつも軽口ばっかの彼が、急に真剣な顔で言うから、胸がぎゅっと締め付けられる。
その低い声が胸に響いた瞬間、バニは缶をテーブルに置き、私の肩をぐっと押してソファに倒れ込ませた。
至近距離。触れそうなくらい近い顔。
目を逸らせないまま、心臓が破裂しそうになる
思わず目を閉じかけた、そのとき。
バニはぴたりと動きを止める。
言葉が出ない私の横で、バニはゆっくりと体を起こす。
二人の間に、重たい沈黙が落ちる。
さっきまで近すぎた距離が、今はやけに遠く感じる。
ソファの隙間が、ひどく気になる。
さっきまであんなに近かったのに。
バニは缶を持ち直し、無理やり口をつけて一口飲んだ。
その仕草に、どこか落ち着かない様子が滲む
一瞬、彼の目が見開かれる。
けどすぐに、気まずそうに笑って缶を口に運んだ。
私がバニに顔を寄せて、そのままキスをする
驚いて目を見開くが、すぐに私の腰をぐっと引き寄せ、深くキスを重ねる
唇を離すと、近すぎる距離で見つめ合う
その後、ふたりはそのままベッドへ
どちらからともなく気持ちをぶつけ合い、結局、深い関係を持ってしまった。
窓から差し込む光で目を覚ます私。隣には、眠そうに目をこするバニがいる。
私の顔をじっと見て、ニヤリと笑う
思わず顔を赤くして布団に潜った
布団の中で小さく唇を噛む
言い切って、私の頬に触れる
気まずさと温かさが入り混じった空気のまま、二人はゆっくり朝を迎える











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!