テーブルに買ってきたお酒やおつまみを並べて、みんなで腰を落ち着ける。
だるまさんが缶ビールを手に取って声を上げた
3人は揃って缶を掲げる。
バニもグラスを持ち上げ、自然に隣に座った私に視線を投げた。
「 かんぱ ー い 」
それぞれ口をつけると、だるまさんが缶を置いてじろっとこちらを見た。
「同僚!?」三人が揃って声を上げる。
だるまさんが両手をバンッとテーブルについた。
バニは缶を開けながら、めんどくさそうに口を挟んだ。
しばらく経って
バニがぽつりと呟いて、缶をテーブルに置くとベランダへふらっと出て行った。
珍しく頬が赤くて、ちょっと足元も怪しい。
あんな酔ったバニ、初めて見た。
静かになったリビングで、三人の視線が一斉に私に集まる。
だるまさんがニヤッと笑って、缶を傾けながら口を開いた。
急に真正面から問われ、私は少し考えてしまう。
その言葉に、3人が一斉に「おぉ〜……」と妙な声を上げた。
しばらく盛り上がって話していると、なんだか頭がフワッとしてきた。
眠気がジワジワ押し寄せて、まぶたも重くなる。
ぽつり呟いた瞬間、うっかり隣に座っていたありさかさんの肩に、頭がコクッとぶつかってしまう
ありさかさんが慌てて手を伸ばすけど、私はそのまま肩に身を預けて、ぐっすり寝落ちしてしまった。
だるまさんが小声でつぶやく。
そこへベランダからバニが戻ってきた。
タバコを手にフラフラしながら、リビングを見回す。
そして、私がありさかさんの肩に寄りかかって寝ているのに気づく。
バニは酔いながらも、私の肩に手を添え、ありさかさんと私の距離を無理やり離す。
私はまだフワフワしていて完全には目が覚めないけど、バニの腕の中に移されてソファに座らされる。
バニは酔っているのに目が真剣で、声も低く、少しだけ震えていた。
だるまさんとなるせさんは目を丸くして固まり、ありさかさんも少し戸惑った表情で私たちを見つめる。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。