第14話

14日目
651
2026/01/13 22:40 更新
もうすぐ英検がある。塾の宿題もやらないといけない。冬休みの宿題もやらないといけない。でも、やりたくない。やらなければいけないこととやりたいことがと同じことだったらいいのに。
母親
みんな受けてるから
そう言って過去問題集を押し付けてきた母親。
(なまえ)
あなた
やりたくない
そう言っても
父親
世の中やりたくないことをやらないといけない時くらいあるねんからやれ!
そう怒鳴ってきた父親。
母親
落ちたら受験料払ってもらうからね
そう言って脅された。
母親
今までどれだけあなたにお金かけたと思ってんの?!将来返してくれるんですか?
将来まで奪われるかもしれない。
お姉ちゃんには絶対無理でしょw現実見なw
そう言って笑われた。
私には、私にはできない。
妹の絵が市に選ばれた。しばらく飾られるらしい。去年も選ばれていた。2年連続だ。
また飾られちゃうんだけどぉ嫌だぁw
母親
すごいじゃん!
なんで選ばれるんだろぉ?下手なのにぃw
私は選ばれたことがない。
私には、私にはなにもない。
「私の誰にも負けない長けてることってなんだと思う?」そんな風に聞けたらな。
若井先生
若井先生
どうした?
(なまえ)
あなた
‥‥妹が、絵が市に選ばれて飾られることになったの
若井先生
若井先生
へぇすごいね
(なまえ)
あなた
うん‥‥バスケもできるし、すごいの
それに比べて私はすごくないの。
大森先生
大森先生
じゃああなたの下の名前ちゃんは人の傷がよくわかる人だからすごいね
(なまえ)
あなた
え?
人の傷がわかる?そんなのわかったことない。
涼ちゃん先生
涼ちゃん先生
そうだね〜傷ついたことがある人にしかわからない傷ってあるから、本当に傷ついて助けが欲しい人はあなたの下の名前ちゃんに集まるんだろうね〜
でも私は、いつも助けを求める側で、誰かを助ける側じゃない。
大森先生
大森先生
やっぱり助けてもらったことがある人しか助けることができない人もいるからさ
この人たちは本当に、私の心が読めるかのようによくわかってくれる人だ。

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