第2話

最強の陰陽師と最凶の魔法師
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2026/06/30 17:00 更新
『幼い頃から力を求めた。』
『それさえあれば、何も失うものは無いと思ったから。』
『幸せになれると思ったから______』
『望み通りに力を経て、強大な妖を従え、
まさに"最強をとなった。』
『だが、あの忌まわしき夜____』
『これが歴代最強と謳われた者の末路か。』
『弟子達を人質に取られたことも、
朝廷を敵に回さなければならなくなったことも、
全ては、力を求めすぎたからだ________。』
『だから、全てを失った。』
「良い、お前のせいではない。」
『朝廷も卑劣な事をするものだ。』
『愛弟子を仕向けてくるとは______』
『足らなかったのは、狡猾さだ。』
『次は上手くやる______』
『やり直すのだ、もう一度。』
『今度は失敗しない、次の生こそ。』
『幼い頃から『四葉の恥』と蔑まれ生きてきた。』
『実際は強大すぎる力を恐れた分家が、
立場が危うくなるのを危惧し、そう仕向けた。』
『自身の叔母であり、最凶の魔法師一族である、四葉家
当主の四葉真夜と自身の母である司波深夜によって。』
『高校では、『劣等生』という肩書きを背負い、
その傍らで最強のエンジニアとして名声を手にした。』
『実の妹である深雪と婚約関係になり、子を成した。』
『全てが幸せだと思った。
強くなることで幸せになれた。
大切な存在が増え、守らなければならなかった。』
『だが、その時は、突然やってきた、』
『これが、最凶の魔法師と呼ばれた、末路か...』
『叔母の仇である、大亜連合に妻と子を人質に取られ、
戦友であった男を敵に回したことも、
全て力を付けすぎて、油断したせいだ_____。』
『だから、自身の命も失うこととなった。』
「し、ば...」
「一条、お前のせいじゃない。気にするな。」
「達也様......っ!!」
「お父様.....っ!!ポロポロ」
「深雪、雪那。すまないな。」
「達也様!なりません!直ぐに自己修復術式を!」
「深雪、雪那と幸せになってくれ。」
「達也様!」
「雪那、お母さんのこと、頼んだぞ。」
「お父様っ、ポロポロ」
『大亜連合も卑劣なことをするな...』
『世代最強の戦友を差し向けるとは...』
『足りなかったのは、狡猾さだな...』
『もし、次があるなら、絶対上手くやる。』
『もう、あんな目になんか逢いたくない。』
 
ねくすと

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