第83話

Episode78:予告
283
2025/11/14 15:06 更新
任務当日。深夜0時。

5人は喧騒けんそうな街並みを見下ろしていた。
























遡ること30分前──────
Relu
お疲れ様でーす
如月ゆう
お疲れ様。みんなちゃんと準備は出来た?
くに
装備も固めてきました!準備万端です!
こったろ
いいね。しっかり対策してるのはいい事だよ。
Coe.
……話さえぎって申し訳ないですけど、今日はどうしてここに集合なんですか?
大事な最後のミッションの日。5人が集まったのは、アジトのあるビルの屋上だった。
ビルが少し大きめなこともあり、屋上もある程度の広さがあった。
如月ゆう
少し待ってて。もう少ししたら来るからね。
Relu
来る?なにがですか?
こったろ
ほら。噂をすれば。
くに
え…?
こったろが3人の背後を指さした。指をさした先には、大きなプロペラとモーター音を響かせながら飛んでいるヘリコプターの姿があった。
Relu
え、ちょ、こっち来てへん!?
アジトの方へ勢いよく向かってくるヘリコプターに戦慄せんりつしたReluとくにだったが、ゆっくりとアジトの屋上に着陸した。
関西支部首領
よっ…と。お前らちゃんと元気にしとんのかー?
くに
え!?なんでいるんですか!?
ヘリコプターの操縦席から降りてきたのは、関西支部首領だった。そこから立て続けに、ヘリコプターから複数人が降りてきた。
Reluの友人
よっ!
Relu
えぇ!?なんで!?
SWEETY
やぁやぁ。
如月ゆう
え、わざわざ来てくれたの?
仮定
っしょ…っと。
こったろ
…!先生…!
先輩の同期
よっ…と。ほらー、早よ降りろー。
北海道支部の後輩
ちょ、待って!ベルトが上手く外れなくて……外れたっ…!
Coe.
え……なんで………
先輩の同期
大事な後輩の門出やからな。それに、相棒の兄貴が悪いことしようとしてるっていうなら、止めたい気持ちは強いしな。
Coe.
先輩……
北海道支部の後輩
先輩なら絶対いけます。だから……負けないでください。
Coe.
……あぁ。わかったよ。
仮定
俺はもう、アイツらに縛られるのはやめた。
こったろ
先生…やっぱりずっと……
仮定
監視されてるのも楽じゃなかったよ。けど、お前らがアイツを止めてくれるんだろ?なら、それを信じるまでだ。
こったろ
……はい。絶対止めてみせます。
関西支部首領
てことで、お前らの活動知ってる人らを集めて送り出しに来たってわけ。これならもっと気合入るやろ?
如月ゆう
俄然がぜん負ける気がしなくなってきましたね。
こったろ
これは負けてらんないよ。
Relu
さすがに友達に応援されたらなぁwwやるっきゃないよなぁww
くに
今の俺たちならいける気がしてきた……
Coe.
……皆さん。ありがとうございます。
関西支部首領
じゃ、俺がお前ら運んでくから。さっさと好きなとこ乗れー。
そう言うと、メンバー5人は各自好きな席に座った。
助手席にはこったろ。後ろの向かい合っている4人の座席には、如月、Coe.、Relu、くにが座っていた。
プロペラが回り始めると、屋上に残ったメンツはヘリに向かって大きく手を振り続けた。
SWEETY
……行きましたね。
Reluの友人
そっすねぇ……あとは無事に帰って来ればいいんすけど……
北海道支部の後輩
中々に破天荒な所もある気がするんだよなぁ……ww
先輩の同期
でもまぁ、今は無事を祈ろう。あいつらを信じてやれるのが、最大限の応援だよ。













Relu
うわぁ……めっちゃ高っ……
くに
すごいなぁ……ビルの夜景とかも見えるよ。
関西支部首領
見えたで。あの、正面のデカいビルが関東支部や。
こったろ
あれか……
Relu
正面から見るのも迫力ちゃうなぁ……
如月ゆう
そうだね。今までとは桁違いだもんね。
関西支部首領
あ、そうや。俺からちょっとしたプレゼント用意したで。
Coe.
プレゼント?
関西支部首領
そう。これやっ…!
そう言うと関西支部首領はハンドル横のレバーを強く引いた。
すると、ヘリコプターの下側面が開き、紺に白色の文字が書かれたたくさんの名刺サイズの紙がばら撒かれた。
くに
あれって……
Relu
まさか予告状ってやつですか…!?
関西支部首領
正解!お前らのために試しに作ってみたんやけど、意外と出来よくない?
予告状にはこう書いてあった。
『日付が変わる頃、我々5人の怪盗団が組織の悪事を暴き、世の中を制裁することをここに予告する。』
如月ゆう
わざわざ作ってくださったんですか?
関西支部首領
華々しい最後にしてやりたかったからな。先輩からのねぎらいみたいなもんと思って受け取っとけ。
話しているうちに、ヘリは関東支部の屋上の上空で停滞した。
停めるとリスクがあるため、少し上空で留まり、5人はそこから飛び降りて屋上に着地した。
関西支部首領
お前ら!負けんなよ!!
そう一言言い残し、ヘリはきびすを返したのだった。










深夜0時。

5人は喧騒けんそうな街並みを見下ろしていた。


Relu
いよいよ……っすね。
こったろ
今まで通りやればいいよ。大丈夫。
如月ゆう
お互いカバーしあって、みんな無事に帰ろう。いいね?
くに
……こえ氏?行けそ?
Coe.
……あぁ。
如月ゆう
みんな。準備はいいね。
4人は頷くと、円陣を組み手を中心に重ね合わせた。
如月ゆう
お宝を目指して、
こったろ
何があろうと、
くに
俺たち5人で、
Relu
任務を遂行する!
Coe.
……行くぞ。俺たち"怪盗団"からの──────






























怪盗団
『予告状だ。』

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