前の話
一覧へ
次の話

第1話

魔王転生
115
2023/03/09 09:39 更新
あれはあくる日の昼下がりだった
いつも引きこもってばかりの俺が久しぶりに外に散歩に出た時のこと
1年ほど暗い部屋で過ごしていた自分には外は明るすぎ、目が眩んでいた間に信号を無視したトラックに跳ねられ未練タラタラのままポックリ終わってしまった俺の人生
このままで良いのか?
目が眩んでいた間に気づいたら死んでいたなんてダサすぎだろ!
そうだな、もし生まれ変われたら勇者になりたい。世界を救えるくらいの勇者に、
世界を救ったら美女に囲まれて、地位、名声に富を手に入れて、、、





側近
魔王様聞いておられるのですか?
魔王
、、、、、、ハァァァァ!?
この俺、山田太郎は世でいうニートだ
19歳で見事な大学デビューをするはずが、、、
見事に浪人になってしまい、
そのまま流れでニートになってしまった。

このまま俺は何も出来ないクズのまま人生を終わるのか、、、と思っていたら、
魔王
俺が、魔王、、、魔王か、うん、俺魔王
気づいたら魔王になっていた。
前置きが長すぎてブラウザバックしようとしている諸君もう一度だけ言わせてくれ。

気づいたら魔王になっていた。

嘘やん!
ずっと家に引きこもってたクソニートの俺が魔界を統べる魔王なんてなれる訳ないだろ!
しかも、この記憶を思い出す前までは普通に仕事をしていたのだが、、、寝る前に思い出してしまったのだ。
側近
魔王様、これはこれからの魔界に関わる大事な話なんですからね?
魔王
う、うん
側近
それでどうしますか?
魔王
どうするって?
側近
人族のことですよ!
側近
既に魔界軍は戦力を整えています
側近
すぐに出撃可能です
側近
さぁ魔界全体にご命令を、『人間を殲滅する』と、
魔王
殲滅、しない、、、
側近
はぁ?
側近
ここまで来て何を言っているんですか!?
魔王
いや、一気に攻めちゃったら戦力が減るかな〜って、だから水面下でジリジリと攻めて行った方が、後に楽になると思うんだよね〜
側近
おぉ、さすが魔王様!
側近
民のためにそこまでお考えになっていたとは、
魔王
おぉ、バカ
側近
はい?
魔王
いやいや、なんでもない
側近
今すぐ皆に伝えてまいります!
魔王
伝えてきて、、、、、、ハァ

魔王
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
魔王
この転生最悪だ〜!
魔王
いやね、水色のスライムとか超チートの能力を持った美少女とかならまだしも魔王って、
魔王
なんで昨日思い出しちゃったかな〜?
魔王
"ニートだった時の記憶"
魔王
もうどっちにも気を使うのきついよぉぉぉぉぉ

プリ小説オーディオドラマ