あれ………あの時のアレ、
どうやったらできたんだっけ
たしか…三人を殺されたことに対して
物凄い怒りを覚えて
シリウス様に気に入られてる?
使い方が未知数??
各々言ってることが私には理解が出来ないけど
詳しく説明してくれたりしないかな……
無線から聞こえてくる、久々に聴く神楽様の
声。ああ懐かしい!!
なんだかとても破茶滅茶じゃないかこのお方
まあいいか。些細なことは気にしたら負けダ
リタ様の守る冥王星、菖蒲様来栖様が守る天王星
…確かにどちらもシリウスを回収した。
この三人、ほんとに姉妹みたいだな……
なんだか微笑ましい。これからの先の見えない
冒険も、この人達とならなんとかなりそう…かも
ぎゅむ、と菖蒲様が私の頬をつまむ。
ちょっと痛い
ええーーー………これ言ったら引かれるよね
無理無理無理言えない言えない引かれる所か
多分クビにされる………
でも、部屋はシーンとして、私が口を開くのを
待っている……様です。
あああもうどうにでもなってしまえ!!
そう言い切ると三人は ( 四人 )
目を丸くして、驚いた。
そしていちばんに反応してきたのは来栖様。
細い腕を、勢いよく私の背中に回す来栖様。
そしてそのまま、
私の寝ている布団に思いっきりダイブしてきた
菖蒲様も、そう言って頬を緩ませ
私とは逆の窓の方向を向いてしまった。
ふわ、っと髪を靡かせて笑うリタ様。麗しい
そして最後に口を開いたのは、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!