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第32話

Chapter 4-8
46
2026/07/05 11:00 更新
アリス・キャロル
アリス・キャロル
まず、軽くこれまでの経歴から。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
喜びの時間にプレイケアを脱出した後、別の孤児院に入ったのち、翌年にロウティ大学に入学し、博士号を取得しました。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
その後、二年ほど探偵をしたのち研究所を設立しました。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
次に、これまでに獲得した賞や発表した論文を軽くまとめさせていただきます。
プレーヤー
プレーヤー
ほんとに学会モードだぁ…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
...背筋を伸ばせ、下を向くな。この先に味方は誰一人としていない。
プレーヤー
プレーヤー
え、?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
今から始まるのはチェスだ。何手も先を予測し、杭を打つ。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
お前に任せるのは一番難しいこと...終わった後に、最高の紅茶を淹れることだ。
プレーヤー
プレーヤー
…はい!任せてください!
アリス・キャロル
アリス・キャロル
…では、行こう。
俺が学会に初めてついて行った時にも同じこと言ってたよなぁ…
…もしかして察せと?察せるわけないでしょ!?
…ずうっと、博士の脳みそ?みたいなのが浮いてるとこ見てるな…
ドーイくんたちやポピーにとっては、憎むべき敵なんだろうけど、アリスさんにとっては、大好きで大事なお父さんなんだもんね。
ハーレー・ソーヤー
…それで?そんなことをすれば、私の気が変わるとでも?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
………
ハーレー・ソーヤー
お前は随分と私に肩入れしていたようだが…
ハーレー・ソーヤー
お前も、私の周りを取り巻く有象無象の一人でしかないのだよ。
プレーヤー
プレーヤー
ちょっ、そんな言い方…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
…はぁ?
…え?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
わたしが、あなたに並ぶ人間だなんて、いつ言いましたか?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
わたしはただ、あなたにとって利用価値のある人間になりたいだけ…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
言ったでしょう…あなたの役に立つって!
アリス・キャロル
アリス・キャロル
わたしはそれを証明し続けます。生涯をかけて…あなたの、そばで!
ハーレー・ソーヤー
…訳がわからんな。
ハーレー・ソーヤー
私の役に立ちたいのならあの粘土どもの死骸を持って来ればそれで済む話だ。
ハーレー・ソーヤー
オムニハンドが狙いならば今すぐそこのスイッチを押して私に止めを刺せばいい。
ハーレー・ソーヤー
お前の言っていることは矛盾している、何が目的だ。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
矛盾しているのは、あなたもでしょう?
ハーレー・ソーヤー
は?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
子供が無価値なら、なぜ無価値な子供であるはずのわたしの質問に答えた?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
そんな暇もないほど研究に没頭していたではないか。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
なぜわたしが実験体になる予定だったプロジェクトを突然破棄した?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
そのままプロジェクトを進めてしまえばすぐ解決したはずだ。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
なぜわたしをヤーナビのもとへ連れて行った?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
会わせなければわたしはあのまま食い殺されていた。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
なぜ…喜びの時間、閉まっていたダクト内の障壁を開けた?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
ダクトを閉めたままにして、小さなおもちゃたちの餌にすればよかった。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
つまりあなたは、わたしには価値があることを、ずっと証明し続けていた。
ハーレー・ソーヤー
!…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
何か、間違いはありますか?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
では、これにて発表を終わり、わたしはハーレー・ソーヤー博士の娘であるという証明も終わらせていただきます。
そ、そのまま押し通した…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
プレーヤー、少し待っていろ。
プレーヤー
プレーヤー
え、あ、はい。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
わたしはオムニハンドのデータをメインコンピュータから引っ張り出してくる。
プレーヤー
プレーヤー
え、そんなことできるんですか!?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
まあ、多分できるだろ。
プレーヤー
プレーヤー
ノリかっる…あ、いってらっしゃーい!
ハーレー・ソーヤー
…なぜ、あいつは私に執着すると思う?
プレーヤー
プレーヤー
…あ、俺に言ってます!?
ハーレー・ソーヤー
お前以外に誰がいると思っている。
プレーヤー
プレーヤー
ヤーナビくんとか?
ハーレー・ソーヤー
………
プレーヤー
プレーヤー
「うわこいつばっかじゃねえの」みたいな沈黙やめてくれません!?
プレーヤー
プレーヤー
アリスさんにもよくやられるけど傷つくんですからね!?
プレーヤー
プレーヤー
…なんでって言われても、嬉しかったからじゃないですかね……
プレーヤー
プレーヤー
だって、初めて自分に価値があるって言ってくれて、褒めてくれて、ちゃんと見つけてもらえるって、すごく嬉しいんじゃないんですか?
プレーヤー
プレーヤー
自分にできることがあればなんでもやりたいって気持ち、わかるんです。俺がアリスさんにそう思ったから。
ハーレー・ソーヤー
……
プレーヤー
プレーヤー
あと、アリスさんには内緒ですけど…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
終わった。
プレーヤー
プレーヤー
はっや!?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
お前はオムニハンドを持ってセーフヘイブンに戻り、わたしが戻るまで休憩してろ。
プレーヤー
プレーヤー
いやいやいやいや今のあなたをひとりにするわけないでしょ!?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
…好きにしろ。
プレーヤー
プレーヤー
ってか、ここで何するんですか?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
ここでプレイタイム社の研究データや資料をできるだけ引っこ抜いておく。
プレーヤー
プレーヤー
そんなことできるんですか!?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
何度かやってるからな、造作もない。
プレーヤー
プレーヤー
すっげぇ…って、アリスさんノートパソコンなんて持ってましたっけ?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
パソコンなんてここに腐るほどある。
プレーヤー
プレーヤー
10年前のPCでスペック足ります…?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
慣れてるから問題ない。
プレーヤー
プレーヤー
すご…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
まあ、ここでできることはこのくらいか。
プレーヤー
プレーヤー
おぉ…なんか書類みたいなのがいっぱい…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
喜びの時間以前はファイルの存在を知るだけでボクシーのオヤツにされていたものだな。
プレーヤー
プレーヤー
エグ!?
大学時代のアリスさんとおさなな③
in喫茶店
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
さ、食べましょ。アタシ、サラダとポテトフライ。
アーサー・ジョーンズ
アーサー・ジョーンズ
俺もサラダ、あとカツサンドで。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
…?
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
ほら、アンタも頼みなさいよ。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
……なんなんだこれは、というかどこだここは。
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
どこって…ただの喫茶店でしょ?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
きっさてん….?
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
アンタ嘘でしょ!?
アーサー・ジョーンズ
アーサー・ジョーンズ
まあ、簡単にいうと軽食を取れる店だ。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
はあ…
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
え、ほんとに来たことないの…?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
研究以外に使う時間が惜しい。
アーサー・ジョーンズ
アーサー・ジョーンズ
相当その研究に執着しているんだな。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
当たり前だ。私はあの研究に全てをかけている。文字通り、『全て』を。
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
…でも、たまには帰ったら?親御さん心配するんじゃない?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
問題ない、そもそも居ない。
おさなな組
…え?
アリス・キャロル
アリス・キャロル
私は孤児院で育った。学費も寮の費用も、特待制度でタダになっている。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
わたしに研究以外の道はない。最も、それが望みだがな。
おさなな組
…
アリス・キャロル
アリス・キャロル
故に、わたしにここで飲み食いするほどの金はない。では、失礼する。
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
…ほら、早く戻って、好きなの頼んで。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
…は?
アーサー・ジョーンズ
アーサー・ジョーンズ
1人分追加で支払うくらい余裕だ。
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
まだ子供なのに、難しいこと考えなくてもいいのよ!
アリス・キャロル
アリス・キャロル
……子供扱いするな、最年少合格者だぞ。
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
子供でしょ?てか何歳よ。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
…今年で、10だ。あと、紅茶とコーヒーゼリー。
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
わかった、クリームソーダとプリンパフェね。
アリス・キャロル
アリス・キャロル
話聞いてたか?
アーサー・ジョーンズ
アーサー・ジョーンズ
10歳にしてはチョイスが大人だな。
ミラン・テイラー
ミラン・テイラー
てか10歳の子ってコーヒー飲めないでしょ…
えー、新学期の疲労+博士が曲者すぎる、などなどにより投稿が数ヶ月開いてしまったこと、心よりお詫び申し上げます!!!!!!!
今度から頑張って週1…は多分無理だから遅くとも月1…とにかく頑張ります!!!!
そして、なんとデイリーランキング入りさせていただきました!!!!!!!

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