ドアの隙間から覗く先にはハイランク悪魔の集いそこにはあった。
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穴ができる数時間前
ニコニコの笑顔でかつてのクラスメイトに話しかける鈴木入間24歳。
とさりげなくプルソンくんに目をくばせると
彼は案の定目を輝かせていた。
彼は真反対の東地区のため
そっちの方に足を運んだことがないんだろう。
声を押し殺して言う彼は自分がいない間の東地区の扱いに悩んでいるんだろう。
たしか…そっちの方には…
するとプルソン君はこっちを向きながら首を縦にブンブン降ると消えていった。
アズくんの話によると西地区にはアミィ・キリヲの目撃情報もあるとの事。
ズズずと鈍い音を出しながら羽を見せる。
それに気圧されたか押し黙る13冠達。
そんな時だった。
ゴゴゴゴゴゴォ…
そう。
突如として
魔界に
穴ができた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。