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第13話

ブルーロック後Ⅴ(エピローグ)
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2024/12/30 02:52 更新
(豹馬)は後悔はしなかったが若干の後味の悪さを感じていた。だがものの一週間後、元チームメイトの國神錬介から来た写真付きラインを見て思わず呆れた。  
『サキが俺のこと好きになったらしい。千切、お前もう未練とかないよな?』

豹馬は國神からのラインを見て、しばらく無言のままスマホを握りしめた。写真には、國神とサキが笑顔でピースをしている姿が映っていた。

「はぁ……」と、大きなため息をついた豹馬は、疲れたように額を押さえた。

「未練なんかあるわけないだろ……」と小さく呟きながら、國神に短い返事を送った。

『ないよ。お幸せに。』

返信を送ると、豹馬はスマホをテーブルに置き、椅子に深く座り直した。どこか肩の力が抜けたような、不思議な感覚があった。

「まぁ、國神なら上手くやるだろ。」

國神の真面目で誠実な性格を思い出すと、サキとなら案外お似合いかもしれないとすら思えた。それでも、こんなに早く切り替えるサキには少し呆れる気持ちも拭えなかった。

「……俺も早く切り替えないとな。」

そう自分に言い聞かせるように呟きながら、豹馬は立ち上がり、あなたのいるリビングへ向かった。

あなたはキッチンでコーヒーを淹れていて、振り向くと優しく微笑んだ。

「豹馬、どうしたの?」

豹馬は少し笑いながら肩をすくめた。

「いや、なんでもない。ただ……コーヒー、俺にも淹れてくれる?」

あなたは小さく笑って頷いた。

「もちろん。今日はちょっと特別に、美味しい豆使ってあげるね。」

その穏やかなやり取りに、豹馬は心が軽くなるのを感じた。彼にとって、本当に大切なのは目の前のこの人だという確信が、また一つ深まった瞬間だった。

サキの切り替えの早さについて喋ると、あなたはびっくりした後ちょっと笑って
「なんだか、嵐みたいな人ね」

豹馬はあなたの反応に思わず笑ってしまった。

「嵐か。確かにそうだな。来るときは勢いよくて、去るのも早い。」

あなたはコーヒーをカップに注ぎながら、くすくすと笑い声を漏らした。

「豹馬、大変だったね。でも、そんな風に言えるなら、もう大丈夫そうだね。」

その言葉に、豹馬は少し考えてから頷いた。

「まぁな。國神ならきっと上手くやるだろうし……俺がどうこう言う話じゃないし。」

あなたは笑みを浮かべながらカップを豹馬に差し出した。

「國神くんって、真面目で優しそうな人だよね。サキちゃんには、ちょっと穏やかなタイプが合ってるかもね。」

豹馬はその言葉に思わず吹き出しそうになったが、すぐに顔を引き締めた。

「まぁ、あいつなら……うん、なんとかなるだろう。」

あなたはその豹馬の様子を見て微笑みながら、自分のカップを手に取った。

「でもさ、サキちゃんって、会ったときからすごくエネルギッシュだったけど、國神くんとどうなるのか、ちょっと気になるね。」

豹馬は肩をすくめながら答えた。

「どうなるかは俺には関係ないよ。俺は……今、自分のことで精一杯だから。」

その言葉に、あなたは少し目を丸くしたが、すぐに微笑み返した。

「そうだね。それでいいと思うよ、豹馬。」

あなたの柔らかな声に、豹馬は心が軽くなるのを感じた。これからの自分の選択が、少しずつだけど、正しい方向に向かっているような気がした。
















あなたはすぐに前みたいに戻った。そういう意味ではあなたも切り替えが早い
「ひょーま、ぎゅーしたい」

豹馬は思わず苦笑しながら、あなたの言葉に応えた。

「お前も相変わらずだな。ほんとに切り替え早すぎだろ。」

あなたはにへらっと笑いながら、手を広げて待っている。

「だってさ、考えてもしょうがないことは、すぐ忘れちゃったほうがいいでしょ?それより今、ぎゅーしたほうが楽しいし!」

豹馬は肩をすくめつつも、あなたの前にしゃがみ込んで、腕を広げる。

「ほら、来いよ。」

あなたは嬉しそうに豹馬に飛び込んできて、ぎゅっと抱きついた。そのぬくもりに、豹馬はふっと息をつく。

「なんかさ、こうやってると昔に戻ったみたいだな。」

あなたは豹馬の胸に顔を埋めたまま、くすくすと笑った。

「でしょ?でも、今のほうがもっといいと思うよ。だって、ひょーまがここにいてくれるんだもん。」

その言葉に、豹馬は胸が少し締めつけられるような感覚を覚えた。でも、同時に安堵のような気持ちも湧き上がってきた。

「……これからも、こうやって一緒にいられるのかな。」

あなたは顔を上げ、少し真剣な表情で豹馬を見つめた。

「いられるよ。だって私たち、家族みたいなもんでしょ?」

その言葉に、豹馬は少しだけ目を伏せた。

「……家族、ね。」

あなたの無邪気な笑顔に、豹馬は何も言えなかった。でも、胸の中にあるあたたかい感情が、少しずつ形を変えていくような気がした。

翌年のクリスマス、豹馬はふっと高1のクリスマスの会話を思い出す




「あなたさ、なんか欲しいもんとかないの?俺プロになったら、なんか買ってやるよ」
「えーないよ、豹馬がいればそれで…」
「なんかあるだろ…あじゃあ、あれがいいか」
「あれって?」
「エンゲージリング」
「‼もぉ、豹馬ったら!……でも、それほしい、かも」
「じゃあ決まりな!めっちゃ高いやつ買ってやる」
「安いのでいいよ笑…でも私に似合うやつね?」





その思い出が蘇った瞬間、豹馬は胸が締め付けられるような感覚を覚えた。高1のクリスマス、ふざけたように交わしたその会話。けれど、その時のあなたの笑顔は、本当に嬉しそうだった。

ふと、今のあなたを見てみると、リビングでクリスマスケーキを切り分けている。あなたは相変わらずの笑顔で「ひょーま、これ大きいほうね!」なんて言いながら、ケーキ皿を差し出してきた。

豹馬は少し迷ったが、心に決めたことがあった。この一年、迷いながらも、あなたと過ごす日々がどれだけ自分にとって大切なものか、痛感していた。

「あなた、ちょっと待って。」豹馬は静かに声をかけた。

「え?どうしたの?」あなたは不思議そうに首をかしげる。

豹馬はポケットから、小さな箱を取り出した。そして、あなたの前でその箱を開けると、中にはシンプルで上品なエンゲージリングが輝いていた。

「……これ、高1のクリスマスに言ってただろ。お前に似合うやつ、用意した。」

あなたは目を見開き、口元を手で覆ったまま言葉を失っていた。

「ずっと俺、バカだったけどさ……やっぱり俺にはお前しかいないんだって気づいたんだ。あなた、俺と……結婚してくれるか?」

あなたはしばらくその場に固まっていたが、やがて目に涙を浮かべて、ぽつりと言った。

「……豹馬、本当にいいの?」

豹馬は微笑みながら答えた。「いいも何も、俺が決めたんだ。今度こそ、お前を幸せにしたい。」

あなたは涙を拭いながら、大きく頷いた。「……うん、私、豹馬と一緒にいたい。」

その瞬間、あなたの笑顔は高1の頃と変わらず、でも今はそれ以上に深い愛情がこもっているように見えた。

クリスマスツリーのライトが二人を包み込みながら、豹馬とあなたはそっと手を重ね、約束を交わした。











余談だが、サキは豹馬たちより早く國神と結婚した。サキがぐいぐい行って、プロポーズまでしたらしい。豹馬たちもぜひ結婚式に来てほしいと招かれた。

豹馬とあなたはその招待状をリビングのテーブルで眺めながら、なんとも言えない気持ちになっていた。

「……國神も大変だな。」豹馬はため息混じりに呟いた。
あなたは少しクスッと笑いながら、「でも國神くん、案外うまくやっていけそうじゃない?サキちゃん、ああ見えて情が深いし、意外とお似合いなのかも。」と言った。

「いや、サキが國神にプロポーズしたってのが、なんか想像つかねぇんだけど。」豹馬は招待状をひっくり返して眺めながら、苦笑した。

「ふふ、國神くんもまんざらじゃなかったんじゃない?それに、サキちゃんにはあのくらいぐいぐい引っ張る人が合うのかもね。」あなたは微笑みながら言った。

「……まあ、そりゃそうかもな。」豹馬は肩をすくめた。

結局、二人は結婚式に出席することに決めた。式場は豪華なホテルで、國神とサキが並ぶ姿は意外と堂々としていて、周囲からも祝福の声が飛び交っていた。

「千切ー!あなたちゃんー!」披露宴の最中、サキが二人を見つけると、派手に手を振りながら駆け寄ってきた。「来てくれてありがとー!見て見て、國神くんのこのタキシード姿、カッコよくない!?私の旦那、最高でしょ!」

豹馬は少し呆れながらも、「まあ、似合ってるんじゃねーの。」と答えた。

あなたも微笑みながら、「國神くん、素敵だね。サキちゃんもすごく綺麗だよ。」と祝福の言葉を送った。

その後もサキは終始上機嫌で、「千切たちも早く結婚しなよー!」なんてからかってきたが、あなたはただ微笑むだけだった。豹馬は少し照れくさそうに、しかし内心は「俺たちも負けられねぇな」と思いながら、その場を楽しんでいた。

帰り道、あなたがふと呟いた。「なんだか、サキちゃん、幸せそうでよかったね。」

豹馬は彼女の手を握りながら、「……俺たちも、負けてらんねぇよな。」と言った。

あなたは驚いたように彼を見上げたが、すぐに微笑み、ぎゅっと手を握り返した。「そうだね。」







夏のある日、豹馬は結婚式を挙げた。玲王や影汰、國頭を初めブルーロックメンバーやお互いの両親も来て祝福してくれた。

結婚式当日、会場は爽やかな夏の陽射しに包まれていた。大きな窓から差し込む光が、あなたの純白のウェディングドレスをさらに美しく輝かせていた。豹馬は彼女の隣でタキシードを着こなしながら、少し緊張しつつもどこか誇らしげな表情を浮かべていた。

ブルーロック時代の仲間たちも続々と到着し、式場は一気ににぎやかに。玲王は派手なスーツで登場し、「お前が結婚するなんて、感動して涙出そうだわ」と冗談めかしながらも、どこか本気で目を潤ませていた。影汰は式の間中スマホで写真を撮りまくり、「これ、絶対SNSでバズるぞ!」と勝手に盛り上がっていた。國神は「いいな、俺もこんな式挙げてみたかった」とぽつりと呟き、隣のサキに軽く小突かれていた。

式が始まると、あなたの父が少し照れた様子でバージンロードを歩きながら娘を送り出し、豹馬に手を差し出した。「この子を、よろしく頼む。」その言葉に豹馬は力強く頷き、「必ず幸せにします。」と返事をした。

誓いの言葉では、豹馬が少し照れながらも真剣な眼差しで「これから先、ずっとあなたを守って、支えていく」と語り、あなたも涙ぐみながら「私も豹馬のそばで、どんなときも一緒にいます」と誓った。

披露宴では、玲王がスピーチで「こいつ、昔はサボるし、気まぐれだし、正直どんなやつになるか不安だったけど、今日の千切見て、ちょっとだけ見直したよ」と場を笑わせ、國神が「サキと俺が手本になったんだろ?」とちゃっかり自慢を挟むと、会場が笑いに包まれた。

あなたは友人たちからのサプライズムービーに感激して涙を浮かべ、豹馬は少し照れながらも、普段の仲間たちとの掛け合いに楽しそうだった。

最後に、新郎新婦がそれぞれの両親に手紙を読み上げた。豹馬は照れ隠しで少し早口になりながらも、今までの感謝とこれからの誓いを伝え、あなたは母と抱き合いながら感謝の涙を流した。

式が終わり、夜の空には大きな花火が打ち上げられた。豹馬とあなたは庭のベンチに座りながら、その光景を見つめていた。

「あなた、これからもずっとそばにいてくれよな。」豹馬が手を握りながらそう言うと、あなたはにっこり微笑んで「もちろんだよ。」と答えた。

二人の未来は、夏の星空のように輝き、祝福の中、新たな一歩を踏み出したのだった。


















































完読いただきありがとうございます!!!もじばっかで読みずらかったですよね(;'∀')

まぁ需要ないかもですが、なんとなく次なにかこうか迷ってるので、答えてくれるとうれしいです!!


他に書いてほしい夢(千切以外でも!)あればコメントください!たぶん書きます

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