手を振って智くんが出ていき、ドアが閉まった瞬間に笑顔の仮面を外した
リビングに戻ってソファに倒れ込んだ
いつもはそこまでひどくない生理痛
今日は何でか、めちゃくちゃ痛い…
今日智くんは市川くんたちと久しぶりに会うらしいから、何とか送り出した
そのまま目を閉じて、意識を手放した
小川side
家から駅へ歩いてる途中、足を止めた
笑顔で送り出してくれたけど、あなたの下の名前の顔色があまり良くなかったような気がする…
健太に電話して、家に戻った
リビングに入るとソファで横になってるあなたの下の名前
おでこを触るけど、熱ではないっぽい
気のせい、だったかな…
あなたの下の名前の目が開いて、俺を見ると腕を伸ばしてきた
え、待って…
なに?あなたの下の名前ってうさぎだったっけ?
発情期?(違います)
ぎゅーっと抱きしめてあげると『んふふ…』と嬉しそうに笑う
いや、無理なんですけど、
襲っていいですか?
ぐりぐりと俺の肩に顔を押し付けてくる
さすがに、そろそろ我慢の限界なんですけど…
ぱっと顔を離したあなたの下の名前が、キョロキョロと視線を彷徨わせた
あなたの下の名前の肩に触れて、そのままソファに押し倒した
そう言って顔を近づけると『待って待って』と俺の胸を押してくる
『はぁ…』と頭を抱えた
なるほどね
だからさっきのあれか…
元稀から前聞いたわ…
そん時は、何だこいつって思ってたけど
これか…
確かに可愛いけど…
俯いたあなたの下の名前は、
そう呟いた
あなたの下の名前を抱きしめて、
心の中で1週間後抱き潰すと決めた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。