伊野ちゃんが部屋から出て行って、
数分が経った
何も考えられない...
◯にたいという感情がグルグル回っている
独り言を呟き俯いた顔をあげると、
目の前にぼや~っと白い何かに包まれている
伊野尾くんが...
やっぱり伊野尾くんは、
俺なんかいない方がいいの?
まるで、俺の心の声が聞こえているみたいだ
と言い、伊野尾くんと山田は消えてしまった
伊野尾くんが指した棚を開けると、
言われたとおりカッターが1つあった
" カチカチ "と数センチ程押し上げ
確実に◯ねそうな首元に、鋭く尖った刃を当てる
かなり深く切れたようで、
血がボタボタと滴っている
一瞬で息ができなくなり、
身体の力がふっと抜けたかと思うと
その場に勢いよく倒れ込む
薄れゆく意識の中で、
カッターは静かに床に落ちた















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。