第23話

22.
1,634
2021/08/05 22:37 更新
伊野ちゃんが部屋から出て行って、
数分が経った



何も考えられない...
にたいという感情がグルグル回っている
髙木雄也
髙木雄也
薬の点滴なんか、しなくていいよ..
独り言を呟きうつむいた顔をあげると、
目の前にぼや~っと白い何かに包まれている
伊野尾くんが...
伊野尾慧
伊野尾慧
【髙木?いつぬんだよ笑】
髙木雄也
髙木雄也
え、伊野尾くん?
やっぱり伊野尾くんは、
俺なんかいない方がいいの?
山田涼介
山田涼介
【そうだよ、
俺だって自由になりたいんだよ】
まるで、俺の心の声が聞こえているみたいだ
髙木雄也
髙木雄也
...山田まで、
伊野尾慧
伊野尾慧
【そこにカッターがあるから、】
と言い、伊野尾くんと山田は消えてしまった
伊野尾くんが指した棚を開けると、
言われたとおりカッターが1つあった
髙木雄也
髙木雄也
これで...
" カチカチ "と数センチ程押し上げ
確実にねそうな首元に、鋭く尖った刃を当てる
髙木雄也
髙木雄也
痛っ 、
かなり深く切れたようで、
血がボタボタとしたたっている
髙木雄也
髙木雄也
っは...!
一瞬で息ができなくなり、
身体の力がふっと抜けたかと思うと
その場に勢いよく倒れ込む
髙木雄也
髙木雄也
くそっ、動け...俺の、手
薄れゆく意識の中で、
カッターは静かに床に落ちた

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