第40話

揺れる関東、揺れない同盟
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2026/05/16 03:20 更新
※震災表現あり
※かなり…甘い
1923年9月1日、午前12時前。
特に事件もなかった今日、ここ帝都東京では平和な時間が流れていた。
日本
日本
雨が降っていたのもすっきり晴れましたし
日本
日本
お仕事も少ないですし
日本
日本
絶好の秋晴れですし
日本
日本
ご飯、早めに食べますか
外交官A
ですね~
ところで、早退してもいいですか?
日本
日本
それはだめです
日本
日本
いくら仕事が少ないからと言って定時前の退社は認められません
デモの対策もまだ終わってないんですよ!
外交官A
はい…
外交官A
すみません…仕事の続きやります
そう言ってAは電報を打ち始める。
特筆すべきことなど何もないような、平和な日だった。


…11:58までは。


11:58を時計が指した瞬間、


突如、地面が”跳ねた”。
外交官A
早く外に逃げましょう!
靴は履かなくていいので!
次々と建物から人が出てくるそばから、家や建物が崩れていく。
ガラガラドンドンと物が落ち、轟音が鳴り響く。
女学生A
あぁ…
私の家が瓦礫になっちゃった…
女学生B
そんなこと言ってる場合なの!?
向こうからなにかパチパチ言う音も聞こえてるわよ!
女学生A
あれは…火事!?
早く広いところへ逃げなくちゃ!
おばあさん
被服省のところなら安全じゃないかね?
学生さん
…それです
みなさんもそちらへ向かいましょう!
大勢の人が、家財道具を持って被服省後へ集まる。
しかしそんな彼らを嘲笑うかのように
火災旋風が迫ってきていた。
風にあおられた火は家財道具のどれかに燃え移り
そして…
女学生B
こっちにも燃え移ってる!
早く別のところへ!
モブ
だめだ!
全方位火で囲まれてる!
学生さん
誰か助けてくれ!
人と物を、なめ尽くした。
そんな様子を、まだ焼けていない高台から日本は眺めていた。
安全を第一とし、司令官として指示に徹している。
そして、もちろん全ての報告を聞いていた。
モブ
被服省跡が…
完全に燃えました
日本
日本
そう…ですか
わかりました
モブ
さらにあちこちで火が燃え続けており、今日中は鎮火しそうにありません
モブ
おそらく…
明日も消火はならないでしょう
以上です
日本
日本
了解です
引き続きの消火活動と、傷病者の救護をお願いします
そう言うと、休むことなく各部署への連絡や指示を行う。
そして、Aたちも懸命に働いていた。
モブ
なあ、A 抜け出して休憩しないか?
外交官A
ダメに決まってるだろ
諸外国への援助要請やすでに救護に当たっている外国船舶との連絡…
外交官A
仕事は全く終わってない
第三極からも「救護に向かう」との連絡が来ている今、到着したらすぐに知らせなくてはだし…
モブ
でも…さすがに半日休みゼロで仕事してるんだぞ?
外交官A
少しも休みはあっただろ
それにあの方は真の意味で休みゼロで働いているぞ
俺たちが休んでどうする
モブ
国と人を比べるなよ
やっぱりおかしくなってないか?
休んだ方が…
外交官A
ほっといたら倒れるまでやる人だぞ
こっちがいなくてもこなすかも知れないがそれで倒れられたらそれもそれで混乱する
外交官A
だからこっちが代われるように働かなくては
今は非常時だし、終わってから休暇もらえばいいだろ
モブ
…はぁ、そんなこと言われてサボりに行けるやつがいるか
ほどほどに居眠りしろよ
休暇取得忘れずにな
そう言って、二人はまたタイプライターにむかっていった。
…そして、海の向こうでも。
イギリス
イギリス
船長、もっと飛ばしてください!
1秒でも早く!
フランス
焦りすぎよ、ブリテン
叫んだからって船が速くなるわけじゃないわよ?
中華民国
船長も頭を抱えてるわよ
うちの船長を困らせないで
イギリス
イギリス
逆にあなたたちはどうして焦らないんですか!
「東京全滅」って電報が送られ続けているんですよ!?
中華民国
そりゃ焦りはするけど
焦ったからって良くなることはないじゃないの
落ち着きが足りないわね
イギリス
イギリス
でも…!
カナダ
まあまあお兄様、これでも食べて落ち着きましょう
モグモグ
台湾
そうですね、甘い物で少しリラックスしましょう
パクパク
オランダ
ちょっとそれ…
救援物資の缶詰じゃないの!
足りなくならない?
台湾
味見用なので大丈夫です
パクパク
ハンガリー
まあ毒でも入ってたら危ないしね
私も一口…
オーストリア
ハンガリー!
それは私の分でしょう!
盗み食いはハプスブルクの家訓の中に入っていませんよ!
ハンガリー
いいじゃない
どうせオーストリアあんまり食べないんだから
オーストリア
よくありません
あなたには効かない毒でも私には効くかも知れないじゃないですか!
ハンガリー
そんなのないわよ
育った場所は近いんだし?
イギリス
イギリス
あなたたち…
そんなことしてる場合ですか!
イギリス
イギリス
東京が燃えているんですよ!
もう少し心配とかなんとかないんですか!
フランス
とりあえずブリテンは落ち着きなさい
心配ばかりしてると、いざというとき助けられる物も助けられないわよ?
外交官B
そうですね、もう数時間で岸に着きますし
荷物の用意始めましょうか
イギリス
イギリス
………
そうして、ドタバタした小さな事件や心配を載せつつも、徐々に東京に一行は近づいてきた。
モブ
電報受け取ったぞ!
「まもなく到着します」と、向こうの幹部さんからだ!
外交官A
わかった
すぐ新聞とあの方に知らせてくる
そう返事をするとAは、椅子もしまわずにドアから出て行った。
次にドアを乱暴に開けて部屋に入る。
外交官A
失礼します!
大ニュース…いや、大事件です!
日本
日本
なんですか…?
また余震でもありました?
それともデマが飛び交っているとかですか?
そう答える彼女の目と声に、力は全くない。
慌ててAが否定する。
外交官A
違います!
そんな暗いニュースじゃありません!
第三極同盟の連合救助隊が到着したんですよ!
外交官A
今、鉄道でついたところだそうです!
日本
日本
…本当ですか!
外交官A
本当ですよ
外交官A
今嘘ついて精神壊すメリットあります?
外交官A
とにかく、仕事はまだあるんです
床にへたり込んでボーッとしてないで、働いてください
日本
日本
はい…
日本が気の抜けた返事をする。
しかしその声色は、どこか嬉しそうなものだった。
一方その頃。
町の人
後片付けしなくちゃ…
って、また余震?
町の人
遠くからガタガタゴロゴロ音がするわ…
おばあさん
雷の音じゃないかい?
学生さん
また火事かよ、嫌だな…
なんだか誰かが井戸に毒を入れてるとかいうデマもあるし
雰囲気が悪いな
女学生A
もうこの国も

終わり…かしら
女学生B
そんなの…
ん?ゴロゴロ音、ドンドン近づいて来てない?
女学生B
しかも足音も聞こえる…
女学生A
人の姿も見えるわ!
学生さん
まさか、いや…
全員
……「第三極同盟連合救助隊」が来たのかー!?
フランス
あらあら、賑やかな歓迎だこと
期待に応えなくちゃね、C?
外交官C
……私はもう疲れました
早く本国へ帰りたいです
片付けとかは得意じゃないんですよ…
ハンガリー
いいじゃない、歓迎なんだから!
しょげてないで働くわよー!
そうして、第三極同盟一同はさっそく復興のための作業に乗り出した。
それは、本当にとんでもないという形容詞しか付かないような働きだった。
例えば食料援助や…
台湾
食べなければ力が出ません!
どんどん持って行って、復興していってください!
…でも、独占と転売は禁止ですよ?
中華民国
運んできた食料はここに置いておいてちょうだい
調理して出すから
ここで炊き出ししてるという広報もよろしく
建築・片付けや…
ハンガリー
動物も有効活用していかないとね
この馬の背中にがれきとか載せて!
オランダ
建築業者さん、資材はここにあるから~
お仕事よろしくね~
衣服の支援や…
カナダ
作った服、全部持ってってください
値段?いいから、とにかく配り歩いてください
分かりました?
精神面の支援や…
オーストリア
衣食住の次は芸術で精神面を整えなければいけません
私も弾きますので
オーケストラの皆さん、演奏頑張りましょうね?
フランス
絵も描いて、趣味もやらないと!
必要なことだけじゃやる気もなくなっちゃうわよ?
復興計画など。
日本
日本
パリやロンドンを参考とした、整備された道が広く混み合っていない都市にします
曲がり道を少なくして、直線的に進めるように
イギリス
イギリス
電気、水道、そしてガス
基礎インフラは整備しなくてはいけません
住む人が増やせて、空き家が増えないように
そして、毎日のように号外が出され、彼らとその救助隊の出した成果が報道されたことで、国民たちも復興に向けての希望を徐々に取り戻していった。
それとともに、根拠のないデマや流言飛語などは…
雪中の火のように消え去っていった。
また、複雑な感情による行き渋りと倫理観の間で揺れ、到着が遅かった他国の救助隊が来る頃には、すでにほとんどの作業が終わっており、かれらはとんぼ返りすることとなった。
ゆっぽん
ゆっぽん
終わり方こんなんで良いのかな…
ベストなのひらめいたら書き換えます、ゆっぽんです!
ゆっぽん
ゆっぽん
長らくお待たせしてしまいすみません
ゆっぽん
ゆっぽん
しかし、休みの間に考えたことがありまして…
ゆっぽん
ゆっぽん
投稿頻度を
「この小説以外も含めて」毎日投稿とさせていただきます
ゆっぽん
ゆっぽん
理由は
学業や交友関係が忙しく
毎日読み応えのある内容を提供することが難しくなったからです
ゆっぽん
ゆっぽん
ただし、活動報告のような内容は除きますので
毎日小説を読んでいただけます
ゆっぽん
ゆっぽん
勝手な理由ではございますが…
今後とも、ゆっぽんとその作品、並びに「霧の都と桜の国」を
楽しんでいただければ嬉しいです
ゆっぽん
ゆっぽん
それでは
さようなら!

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