ペラ、、ペラ、、、
ズズ、、
カチャカチャ
ペラ、、、
心地の良い音、、本でも呼んでいるのだろうか、、が聞こえて、目が覚めた
起き上がってぐぐっと伸びをすると、こちらを見つめる人と目が合った
信じられない、と言った顔をした彼と見つめ合うこと数十秒、
彼はベッドから立ち上がろうとした私を
と優しく肩を押して留めた
まだ眠たくて開ききっていない目を擦りながら、そう聞くと、彼は元いた椅子に戻って座りながら手を使って数を数え始めた
おいおいおい、あまりの展開に目も覚めちまったぜベイベ
ガバッと身を乗り出した反動か、すこしクラっとしたのでまた大人しくベッドの上に戻る
いや1週間って、
1週間!?
よく生きたな私よ、、
そうひとりで心の中で百面相していると、
彼は読んでいた本をテーブルに置き、両手を組んで額まで持っていった。
所謂考える人みたいなポーズみたいになった彼は、大きなため息を着くと
そうボソッと呟いて軽く肩を震わせた
……な、泣いてるっ、、!?
触れていいのか分かんないけどあえて言うね。
泣いてるっ!?
いやいやいや、ちょっと、ちょっと待ってくださいよ、正味私ずっとなんで貴方がここに居るのかとか色々疑問だったし、何より私貴方とあんまりその、面識無いですよね!?
な、泣いてるっ!?
私が生きててよかったって泣いてるっ!?
なんで!?
いよいよパニックだぞこれは
キョドりすぎてもはやキモイまであるが、仕方ないパニックだぞこっちは
慌てながらそう聞くと、彼はグスッと鼻をすすると、少し赤くなった目元を隠さずにこっちをみて二ヘラって感じに笑った
二ヘラってなんですかぁぁぁあぁぁ!!!
わかんないけど形容できる言葉が二へって感じだった、とにかくもう、なんか、なんかヤバい顔だった
うわーんやばい顔だよぉ(失礼)
見事に心を射抜かれてしまった
苦しみ出した私を不思議そうに見つめた彼は、
そう言って私の頭をなでなですると
と、また二へっと笑ったのだった













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!