第54話

ロボロの魔法
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2025/12/19 13:18 更新
ショッピ
大先生が消えた?

ショッピさんはありえない、といった風に目をまん丸にしてそう聞いた
ロボロ
ショッピくんとほぼ同じタイミングで消えたから、てっきり一緒にいると思ってたんやけどな、
そう言ってため息を着き、ロボロさんは地面に座り込んだ
ロボロ
俺の力を持ってしても見つけられん

そういったロボロさんの方をガバッと見るショッピさん
ショッピ
え、それってもしかして
ロボロ
もしかしなくともあいつが関わっとるやろうな




あいつって、誰だろう
そう不思議がる私と反して、皆は納得したようにため息を着いた






そんなキョトンとした私に気づいたのだろうか、ふとロボロさんと目が合った、気がした


しまった、いつの間にか話に夢中になってて彼らの方を向いてしまっていた、、これでは私は盗み聞きしてたやばいやつだ、、



焦る私を横目に、ロボロさんはすっくと立ち上がり、こっちに歩いてきた

ますます焦る私の肩をポン、と叩くと
ロボロ
ショッピ、ところでこの人は俺の能力について何か知ってるんか?

私の予想に反して、そんなことを聞いた。

ショッピさんは私をちら、と見ると
ショッピ
いや、俺は言ってないっすね

そう言って彼も近寄ってきた
あなた
聞いた事ない気がします

その答えにほーん、と返したロボロさん
ロボロ
そんなら今後の為にも教えとくか
ショッピ
え、まじですか

ロボロさんがそう言った瞬間、ショッピさんはがばっと
ロボロさんを見て、焦ったようにそう言う
ロボロ
なんや?そっちの方が便利やろ

だがこのロボロさんの返しに何も言えず、モゴモゴ言いながら下がって行った
あなた
な、知ったらやばい魔法とかなんですか


ショッピさんの反応といい、先程から異様に黙りこくってるシャオロンさんといい、なにか裏がある気がしてならない


少し怖くなって私はそう聞いた


ロボロ
、、、俺の魔法はサーチって言って、簡単に言うと場所把握みたいな能力や。
しかし私の話は無視され、ロボロさんはぺら、と天の面を外しながら説明を始めた

ロボロ
頭の中にこう、地図みたいなんがあってな、そこに光る点があるんや。その一つ一つに名前が書いてあって、、そんで皆の場所がわかるっていう仕組み

どや?凄いやろ


そう言ったロボロさんを前に、私はうんともすんとも言えずに立ち尽くす

ロボロ
、、そんで今この瞬間から、あんたの名前も追加されたってわけ

そんな私を面白くなさそうな顔で見て、天の面を元に戻しながらロボロさんは離れていく
あなた
追加、?
追加とはどういうことだろう、みんなの顔を見てみるも、誰とも目が合わない

みんな目を伏せ、まるで私と目を合わせないようにしているみたいだ
あなた
ど、どういうことですか

焦って近くにいたショッピさんの肩を軽く揺さぶってみた
ショッピ
、、そういう能力なんですよ、情報の開示、あとは、、
あなた
あとは?
私の圧に押されたのか口を開いたショッピさん。でもどうも歯切れが悪い

私が追求したら、苦虫を潰したような顔をした
ショッピ
とにかく、魔法の詳細を語ることと引き換えにその人の場所を把握することが出来る、みたいな魔法ですよ

そう言い切って、私から目を逸らした


あなた
 なんで、目逸らすんで
シャオロン
な、なあ、鬱の場所が分からんってことは、あいつが関わってるんやろ?

完全におかしいと思った私はさらにショッピさんを追求しようとしたが、それはシャオロンさんの叫びによってかき消された


ショッピ
多分、ですけどね
ショッピさんは少しほっとした顔をして、シャオロンさんの方を見てそんなふうなことを言った



私の時は2人とも黙りこくっていたくせに、別の話になると途端に話し出すことにイライラが募る。
ロボロ
なら、あいつ、探しに行ってみるか!

























そうして部屋を飛び出ようとした一行









もうこの話は終わりだ、そう遠回しに言われている気がして、さらにイライラが募る

動いてたまるもんかと、私の中の意地が生まれる



そしてそんな動く気がない私をちら、と振り返ったショッピさん
ショッピ
、、来ないんすか?

こちらの機嫌を伺うように、私の顔を覗き込みながらそう聞いてくる
あなた
…気にしないで下さい

つい冷たい口調になるのは仕方がない

私が聞きたかったことをずっと無視してきたあなた達が悪いんだから













するとショッピさんは、私が怒っているのを察したのか、ロボロさんとシャオロンさんに向かって
ショッピ
先行っておいてください

と言って私が立っているすぐ近くの手すりに体重を預けた
シャオロン
…おう
ロボロ
わかった、後でな

2人は片手を挙げ、そのままどこかへ走り去ってしまった

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