無事に部屋割りと荷解きが終わりあっという間に夜
お風呂に入りご飯を食べだらだらタイムかと思いきや
引っ越し祝いと評して手持ち花火をすることに
チャニヒョンがカチッとライターをつけ蝋燭に火をつける
と同時に俺の足元でしゃがんでいたスンミナが力いっぱいに抱きついてきた
あつい?
確かにちょっと蒸し暑いけど、、
………待てよ、火をみてこんなに怖がるってあんまりないよな、?
ヒョンジナは物珍しそうにしてるし、、
……まさか…
できるだけ不安を和らげるように優しく抱き締めながら伝える
すでに準備は終わっていたようでそれぞれ好きな手持ち花火を選んでるようだった
俺たちは一旦、玄関前の階段に避難
ここからなら充分みえる
スンミナが言うには腕に火をあてられる、たぶん背中にも似た傷があったからそこもだろう
こんなに小さい子にトラウマを植えつけるだなんて、
カチッとライターの火をつけ花火の先端に近づけるとしばらくしてボォッと発火する
スンミナは最初こそビクッとしていたが何もないとわかると安心したのか俺にギュッとしがみつきながら花火を見つめている
少しでも楽しめたかな
線香花火のヒラヒラの方を持ち一斉に着火する
さっきまで騒がしかったのにみんな線香花火に夢中でシンとしている
スンミナの瞳に映る線香花火はパチパチと火花を散らしてどの花火よりも一番綺麗だった



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。