《 あなた side 》
そう言って、
ローレンはしゃがんでいる私の隣に
ゆっくりと腰を下ろした
まさか謝られると思っていなくて
びっくりしてローレンの方を
見つめる
ローレンは俯いていて
はっきりと顔は見えない
そうやって、
悔やむように言うんだ
こっちも、胸が苦しくなる
でも、
それと同時に心が暖かくもなった
信じてくれたのが嬉しかったのか
それとも安心感からなのか
ブワッと涙が溢れてきた
泣いちゃ駄目なのは分かっていても
ついつい、
涙が出てしまって
そう言って慌てて
ハンカチを渡してくれる
ローレンが慌ててる様子に
どこか既視感を覚えて
頬が緩んでしまう
そう言うと、
ローレンはどこか安心したような
それでいて気恥ずかしそうに目を逸らした
いや、良くないか?
と、隣で自問自答しているローレンに
また頬が緩む
私って、助けてもらってばっかだなぁ…
まだ横を向いているローレンと
会話がなくなり
気まずい雰囲気が流れかけた時
ローレンが口を開く
その日の夜はサラの部屋で
寝させてもらった
修学旅行2日目は
クラスで分散する時間
別に班のメンバーと回る必要は無いので
サラとイブラヒムと楽しく回ることができた
そして、3日目は
広い遊園地で遊びまくる!!
といっても基本的に班行動なので
あまり楽しめるわけでは無い…
と、思っていたのだが…
甲斐田さんや
剣持さんのいるグループと
一緒に回ることになった














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。