勝利side
一旦落ち着いて、原と2人で
リビングで少し休憩していた時。
和室の奥から風磨くんの声。
襖を開ける。
風磨くんは額に冷却シートを貼ったまま
目だけこちらに向けている。
仕方なく一段階あげると
風磨くんは気が済んだようで
俺も戻ろうとした瞬間
コップを持っていくと
寺は少し起き上がろうとしていた
そうして飲ませてる寺の布団の横で
将生が布団を蹴る
そのさらに奥から
しのは首をふる。
その時
あなたの凄く小さい声。
そういうとあなたは
少しだけ安心した顔をする。
そんなあなたの頭を
優しく撫でていた。
でも、その空気を壊すように
視線を少し動かすと
なぜか聡ちゃんが枕を抱えて寝ている。
聡ちゃんは離さないよと言わんばかりに
ぎゅっと強く抱きしめる。
それに対して風磨くんは幸せそうに笑い
なんだかんだ優しい。
そしてやっと落ち着いて
俺は襖を閉めリビングに戻った。
って2人で小さく笑う。
なんて言いながら時計をみる。
まだ17時。

















![まさき[短編集]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/ZNnNW3qsarfytcLipf9qdAtLVMh2/cover/01JZ2XXRSPJQFP1CEZ1E5FQJRA_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。