前の話
一覧へ
次の話

第1話

 000
974
2026/07/11 07:36 更新




  人の「痛み」や「傷」を
  癒すのにはそれなりの代償がある
  “こっち”が無傷でいられるほど
  “治癒”と言う能力は甘くない。









   _______消えた痛みはどこにいくのか。



   それはもちろん。自分に返ってくるのだ






   つまり、怪我が重ければ重いほど
   自分も“死”に近づく



















  
hsrb
そんな能力、使わなくていいんですよ

kyng
あなたに怪我してほしくないし

inm
あなたは能力使わなくても十分強いし!










  初め同僚は「そんな危険な能力は使わなくていい」
  と言ってくれた




  それと同時に、
  自分のことを大切に思ってくれているのだと、
  とても嬉しかった













    _____そう。あの子が来るまでは










hmyr
こんにちはっ!




  桃色の髪に、ふわっと香る甘い匂い
 


  見るからに“愛されヒロイン”という感じだった








hbc
姫寄はかわいいなぁ

hmyr
ええっそんなことないですよ!?

akg
いやまじで可愛いと思うよ?





 

  案の定、私の同僚は可愛に可愛がった

  _____私を除け者にしてしまうほどに



























 _________そしてそんな愛されヒロインが重傷を負った








hmyr


usm
姫寄!
sik
一体どうすれば___ッ





   同僚達はボロボロのヒロインの姿を見ていて
   今までにないほどに焦っていた

   私はボーッとその姿達を眺める








  皆んなが悲しみの色に沈む中、ロウが口を開いた









kyng
…なぁあなた











     _________「能力つかってくれない?死んでくれない









あなた
___え?





あなた
でもこんな重症治そうとしたら、私____ッ





    「 きっと死ぬ 」

   
   そんなことは、姿を見てわかった



   それでも「能力を使え」だなんて
   「死ね」と言っているのと同じだ











akg
そんなことどうでもいいよ
hbc
今は一早く姫寄を助けないとや






   「 ぇ 」


   喉から声が出ないほど
   低く、掠れた声が出たような気がする



   同僚達から言われる言葉が
   鉛のようにひどく重かった









    あーあ。















あなた
___そっか。
あなた
私が死ねば完璧なんだね
























 
  『 君が死ねば完璧だったから 』


          • ─────𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭───── •




𝑅
𝑅
 交換宣伝、随時受け付けております 
𝑅
𝑅
 消す可能性大 

プリ小説オーディオドラマ