2015/04/17
Jia
誰も答えないことを期待して言った
もう遅いし、誰もいないと思っていたけど、返事がきて驚いた
部屋の片隅だけ光をつけてナムジュニヒョンが読書していたみたい
少し間を開けてナムジュニヒョンが口を開いた
最近はU16の大会が迫り、練習も重なってメンバーたちとも練習室にいる時間以外はあまり顔を合わさない
睡眠は命
メンバーは私の口から何度この言葉を聞いただろうか
あんなに口うるさく言っていた私がまともに寝る時間がないのをみんなもわかっているみたい
シャワーを浴び、今度こそは誰もいないリビングに戻った
テーブルの上に
"お疲れ様
寝れてないんだから明日は空いてる時間に仮眠をとるといいよ、
おやすみ"
と英語で書かれた付箋があったのを見つけ心がより一層温まった
電気がついていたのもナムジュニヒョンが暗所恐怖症な私のことを気遣ってくれたのだろう
戸締りの確認をしてジニヒョン、ユンギヒョンと一緒に使っている部屋へと向かった
ドアを開けても真っ暗な部屋を想像していたが、ユンギヒョンがまだ起きていた
それとも、ユンギヒョンが寝ていると思った私の方がおかしいのか?
危ない危ない
夜中に大きい声を出して隣で寝るジニヒョンを起こすところだった
今まで動かしていた手を止め、ちょっとの間私のほうを見た
すると、ちょっと雑に頭を撫でてから『よく頑張っているな、』と褒めてくれた
それに続けて
とも言ってくれた
部屋にベッドは2つしかない
ほかのみんなに大きい部屋をあげちゃったからね
ジニヒョンとユンギヒョンのベッドって別れている
私はどっちで寝てもいいことになってる
今日の練習で疲れたのかジニヒョンがぐっすり寝てるのを見て起こしてしまったら悪いなと思い、隣のベッドに入った
明日は振付練習だけ
過酷なスケジュールという大きな壁は乗り越えたい
いや、乗り越えなければ
続く…















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。