第8話

わからない
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2026/01/18 07:18 更新
saidoあっきぃ
あっきぃ
なんで…優しくするんですか…
ちぐさ
え?
…青の人はきょとんとした顔をしているけど
この人にとっては人に優しくするのは
当たり前なのかもしれないけど
どうしても人は信用できない
どうせ…愛情なんて、くれない
あっきぃ
今日初めてあった何も持ってない俺なんて…
あっきぃ
優しくする必要ないじゃん…
最終的には絶望するくらいなら
……この人達はいい人なのかも…なんて…
考えてしまっている俺を
………否定して…突き放してほしい
傷つく前に
今なら……まだ…受け入れれるから…
まぜ太
………
ちぐさ
………
あっきぃ
…、
まぜ太
別に俺らがお前に優しくするのなんて
まぜ太
ボスであるぷりがお前を買ったから、
まぜ太
共感できるから…
まぜ太
に決まってんだろ
あっきぃ
きょう…かん…?
そういえば赤の人も言ってたけどボスって
緑の人のことなのかな…
ちぐさ
……そうだね
ちぐさ
俺らもいろいろあったから今ここにいるんだよ
ちぐさ
昔がなければぷりちゃんに拾われなかったし
ちぐさ
最高な仲間にも会えなかったし
ちぐさ
こんなに楽しく人生を過ごせることを初めて知った人もいる
ちぐさ
どん底の人生から救われた人もいる
青の人が真剣な顔で真っ直ぐな瞳で俺の目を捉えた
その瞳は闇があるように暗いが暖かいぬくもりが
ある気がする
それは青の人だけじゃなく
紫の人も同じような瞳だった
あっきぃ
……、
まぜ太
ここには昔、
まぜ太
絶望を味わった奴らが集まってる
まぜ太
その一つの共通点だけで俺らは仲間になった
まぜ太
辛い過去が俺らを繋げてるんだ
まぜ太
過去を乗り越えて今の俺らになった
まぜ太
過去があるから今の俺らがいる
あっきぃ
過去を…乗り越える…?
過去があって今の俺になる…?
ちぐさ
確かに俺達は今日あったばかりだよね
ちぐさ
信用できないのは当たり前
ちぐさ
俺だって…みんな最初はそうだった
ちぐさ
初めて会う人がたくさんいて急にここに来て信用していいのか分からなかった
それはまさに今の俺の気持ちだった
わからなかった…信じていいのか
でも…怖いんだ
また…あの日みたいに絶望したくない
絶望するくらいなら最初から信じたくない
なのに…
この人達の言葉にがちがちに固まっていた
結び目が少しほどけていくような感覚がした
まぜ太
ま、すぐに信じろとは言わねぇよ
まぜ太
実際俺達もお前をよく知らないし今すぐ信じることはできない
まぜ太
でもな
まぜ太
ぷりちゃんだけは…
……緑の人?
まぜ太
最初から最後まで本気でお前のこと愛してくれると思うぞ
あい…してくれる…?
ちぐさ
ぷりちゃんが人に執着すること無いしね
ちぐさ
でも…その分大切な人にはとことん尽くすタイプだよ
あっきぃ
………、
ちぐさ
ま、ぷりちゃんにそんくらいの人がいるの見たことないからわかんないけど
まぜ太
俺達は無理でも
まぜ太
まずはぷりちゃんのことだけ信じてみれば?
あっきぃ
…………(俯
ちぐさ
…………///
ちぐさ
てか待って!のぼせて俺倒れちゃう!
その時、青の人が勢いよく立ち上がった
ちぐさ
早く出よっ!
まぜ太
あ…確かに
まぜ太
長話しすぎたな
まぜ太
ぷりちゃんが怒ってなければいーけど
2人が立ち上がって
出口へ向かうからそれについていく
だけど
俺の頭の中は色々なことでぐちゃぐちゃだった

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