Attention
1部ゲシュタルト崩壊が見られる描写があります
見られる方はご注意ください
緑色side
あれから数日___
俺はみんなと話せるようになっていた
らだおくんと話した日、俺は悪夢を見なくなった
───この人達は、絶対に俺の事を蔑んだりしない
じゃないとらだおくん食べちゃうし
っ、だ、ダメだった…かな……
ヨシヨシ
えっどういう?
こんな、感じでもいいの?
凄いな……
今までの俺も全て受け入れてくれてるように感じた
俺がそう言うとみんなは離れていった
わざとらしく泣き真似をしながらそう言うらだおくん
トン、トン
そんな事を考えていると、館のベルが鳴る音がした
そう言ってらだおくんは先に行ってしまった
らだおくんの後ろ姿と、薄紫のフードを被った人が見える
なにか似てる
なにか似てる
そんな訳ない
あの人じゃない
そんな訳ない
あの人は居ない
もう居ないんだ
服が似てるだけ
姿が似てるだけ
声が似てるだけ
癖が似てるだけ
雰囲気が似てるだけ
ただそれだけ
絶対に、おとうさんな訳無い
そんな訳ない
だって父さんは病気で
あの人は違う
そんな訳ない
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
そう言ってレウさんは足を進める
俺はレウさんの後ろに隠れながらゆっくり歩く
2人の声が鮮明に聴こえる
やっぱり、父さんに似てる
だけど違う、絶対に違う
レウさんの後ろから鯖さんと呼ばれた人を見る
薄紫色のパーカーを被っていて顔は面布をしていて分からない
俺はレウさんの後ろから出れない
小声でそう励まされる
チラッ
違う違う、この人は鯖さんだ
気まず()
ふと遠くからきょーさんの声が聞こえた
俺は会釈してきょーさんの方に向かった───
近海の鯖side
あの子の名前は緋翠だった筈
昔、俺の息子をみどりくんと呼んでいたことがある
顔もおなじ、服も昔遊んだゲームの服装
あの子…なんでしょうか
あの子は元気なら良かった
俺は自然に口角が弧を描いた













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!