あの後、私達は私が使わせてもらっている客間に向かった
ばぁうくんの部屋なんか行ったら、康介さんが来る可能性があるから
無理でしょ
あのばぁうくんが、あそこまで父親から愛されてるなんて
面白さしかない
何かい言いたそうにしてるけど、気づかないふりをした
だって、私だけ言うなんて不公平だ
彼から言ってきても良いじゃないか
ため息は吐かないで欲しい……
顔を背けてると、右耳から何やら生暖かい物が感じた
どうやら彼の息らしい
___チュッ___
もう一発殴ってやろうか💢
ここで「はい」とか言ったら、彼の思い通りで腹立つ
だから、1つイタズラでもしよう
___チュッ___
こっちから、してやった
しかも、長く
どうだ、参ったか
___ヌルッ___
舌…が
頭を手で抑えられて、逃げられなくなってしまった
ようやく離れると、息が切れた
余裕そうな顔が、腹立つな
こういうエロ関連に、勝てる気がしない
顔を近づけてきた
……この人は、本当に狡い
結局、私に言わせるのだから
これは、本来交わる事のないお話
赤の不良と
優等生の物語
𝑭𝒊𝒏.













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!