営業2日目、最終日。
昨日と同じように、今日も店には次々と依頼人がやってきた。
けれど、どれもありがちな依頼ばかりだった。
金、地位、名声——そんなものにしがみつく者たちの願いに、僕はやはり一切の興味を持てなかった。
当然、すべての依頼を断った。
客に選ばれるのではなく、私が客を選ぶのだ。
誰にでも情報を売るそんな簡単な場所じゃない。
時計を見ると、午前1時1分。
閉店時間だ。
そろそろ店を閉めようと思い、椅子から立ち上がったその時だった。
扉が、控えめに「コンコンコン」と鳴った。
営業時間が過ぎていた為少し迷った。
しかし、その一瞬の迷いのあと、僕はドアの前まで歩きゆっくりと取っ手を握った。
営業時間は過ぎている。
でも、今日は何となく……特別でもいい気がした。
扉を開けると、見知らぬ男が立っていた。
気配からしてある意味…初対面。
少しオドオドしながらも、どこか憎めない、人を惹きつける雰囲気があった。
ドアを開けた私を見た瞬間、少し…いや、結構びっくりしていた。
まあ、こんなに幼い“容姿”の女の子がこんな時間に、
それも黒猫の情報屋に居たら驚きもするだろう。
男は不安と自信が入り混じった声で尋ねてきた。
僕は“笑って”そう言った。
と言った。
律儀な男だ。
席に腰を下ろし、早速本題に入る。
僕の問いかけに、男はためらいもせずこう言った。
……なるほど。
そう来たか。
ここまで来れば、あの男が誰かもう皆さんなら分かりましたよね?
次回ぐらいから、やっと「我々国」が登場します!!
長らくお待たせしてすみませんm(_ _)m
リクエストなどありましたら、お願いします。
内容によっては断ることもあるかもしれませんが…
例:運営国を登場させて欲しい、しんぺい神との絡みが見たい!などなど…
因みに、上記に書いたものは、もうどんな内容にするのか考え済みです。









![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。