ノーマンがエマの耳を触っていて、それに気付き嫉妬するレイ
その日の午後。ひなたぼっこの途中で、エマが木にもたれて寝てしまった。
ノーマンは、そんなエマの寝顔をじっと見つめる。
猫耳が、ふるふる……ぴくぴく……
「……触ってみたい……」
思わず、手が伸びる。
ふにゃっ
「……っ!! や、やわらか……っ」
指先に伝わるのは、ふわっふわの手触り。
その瞬間、エマの耳がぴくんと跳ねて、寝ぼけたように目を開けた。
「んー……? ノーマン……?」
「ご、ごめん!つい……!」
「ふにゃ〜……気持ちよかったぁ///……」
エマは目をとろんとさせて、また眠りに落ちていく。
……そこに、静かに立っていたレイ。
「お前、エマの耳、触ったな?」
「……あ、バレた?」
「……俺も触る」
「えっ?」
「触る。今」
そう言うと、レイはエマのもう片方の耳をふにゃっと優しく撫でた。
「……ふにゃああ〜///……」
エマ、ふたりに同時に耳触られて、幸せそうな顔で完全に爆睡。
「……レイ」
「……ノーマン」
「「……反則じゃない?」」
その日2人は、エマにバレないよう、お互いを牽制しあいながら“もう一回だけ”を狙っていた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。