🔔<リンリンリンリン♪
腰に着けた鈴の音がなれば、先程まで話し込んでいた部下達が一斉に此方を向き、頭を下げる
なんの障害も無く通された那津は、鈴を仕舞いつつ、目的の部屋へ足を進めた
コンコンコン
そう那津が声を掛けると
「嗚呼、入っていいよ」
っと返事が返ってきたので、扉を開けた
カチャッ
開けてみると、何を考えているか読みにくい微笑みを浮かべる森が那津を出迎える
...っと、部屋の中で控えている全身を黒服で包み、包帯を至る所に巻いた少年が目に留まった
当の少年はと言うと、黙り乍、光のない目で那津の事を見ている
那津は少し呆れた様に、溜息混じりに呟く
余りの即答ぶりに、森は声を少し張り上げる
騒ぐ森を他所に、那津は驚いた様に目を見開く少年の方へ足を運ぶ
しまった、と言う様に声を上げる少年に、那津は少し微笑んだ
那津は向かいの椅子に腰を下ろす
そして
▷▶𝕋𝕠 𝕓𝕖 𝕔𝕠𝕟𝕥𝕚𝕟𝕦𝕖𝕕















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!