アレが起きなければ、私は今この瞬間もみんなの
バレーを見ていられただろう
アレが起きなければ_
その日は、雨が降っていた。
そして、渋滞で登校するのが遅れてしまい…結局、
放課後の時間になってしまった。
急いで、体育館へと向かうとそこには…
震えている愛未ちゃんとそれを慰めるように
周りを囲むみんな
何があったのか聞こうとして、1歩踏み出した時
愛未ちゃんと目があった。
彼女はその時ニヤッと笑い、急に泣き出した
それに気付いたみんなが此方を向き、明かな敵意を
向けてきた。
私はいつもの"設定"を忘れて話しかけた
すると、
訳が分からず頭に?を浮かべていると
誰かが
と小さく呟いた。その後はそれに続くように
"最低野郎だな"とか"あなたちゃんが…"とか
失望した、という顔で言われ続けた
その時、翔陽も口を開けようとしていた。
翔陽からも失望したという言葉を聞きたくなくて、
私は翔陽を遮るように、話した
当たり前だろ。とみんなが口々に言う
そっか、そっか。じゃあ、もういいや
そう思ったとき、先生が体育館に入ってきた。
私は先生に駆け寄り、
と、みんなに聞こえないように先生に言った
#白鳥愛未♡
アイツは体育館に先生が入ってきた瞬間、先生に
駆け寄り先生に何かを呟いた。
まぁ?みんなが私を庇っているこの状況で、
『虐められてるのは私なんですっ!!』
なぁんて、言っても誰も信じないわよ。
それにしても、みんな馬鹿だよねぇ、やっぱ男子って
単純だわ
話が長いわね
排球部の1人が話しかけてきた。
まさか、舌打ちしたのがバレた?
いや、そんなはずないわ
あーあ、早く退部してくんないかな~
と、先生に言われた為、私は今職員室を目指している
退学するのには、退学届けがいるからだろうか。
想像より教室の近くに職員室があった。
先生が手を上げて私の名前を呼んだ。
そして、退学届けを私に差し出しながら
と、聞いてきた。
その言葉に私はピクッと反応した。
この言葉は使える。
今日、私は烏野高校を退学した。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。