しばらく無言の間が続いて、
ジョンハンくんが一言そう漏らした。
なにを言われる、?
私の家に入ったってことは、どこかで必ず私の家族にあっているってことだ。
それだったら、私が今から聞かれることは多分、
「すごい家族だね、!」
きっとこれだと思った。
これしか言われてこなかったから。
少し私を可笑しそうに見ながら笑うジョンハン君。
びっくりした。まさか、知らないなんて、
どうやら本当に知らないっぽい。
初めて会ったな。お兄ちゃんを知らない人。
でも、なんとなく、信用できる気がした。
そう言って、私は家族が、大好きで、大嫌いな理由を話し始めた。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。