しばらく無言の間が続いて、
ジョンハンくんが一言そう漏らした。
なにを言われる、?
私の家に入ったってことは、どこかで必ず私の家族にあっているってことだ。
それだったら、私が今から聞かれることは多分、
「すごい家族だね、!」
きっとこれだと思った。
これしか言われてこなかったから。
少し私を可笑しそうに見ながら笑うジョンハン君。
びっくりした。まさか、知らないなんて、
どうやら本当に知らないっぽい。
初めて会ったな。お兄ちゃんを知らない人。
でも、なんとなく、信用できる気がした。
そう言って、私は家族が、大好きで、大嫌いな理由を話し始めた。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!