第9話

#9
1,514
2026/02/18 10:50 更新
(Coe.side)
気づけばまた朝が来ていた

僕はゆっくりと目を開ける

カーテンの隙間から差し込む光が眩しい

今日は….晴れてるのか
❣️🌸
…っ
❣️🌸
まぶし….
🎯💜
お、こえくん起きた?
❣️🌸
おはよ、こったん
🎯💜
おはよう(にこ
こったん…昨日より表情明るくなった?
🎯💜
こえくん、少しは楽になった?
❣️🌸
…..っ
僕は…

まだ、楽じゃないかな
❣️🌸
…わかんない
🎯💜
…そっか
バサッ(カーテンを開ける
🎯💜
いい天気だね~…
❣️🌸
だね….
❣️🌸
ゆうくんは?
🎯💜
わかんない、
🎯💜
まだれるちのところにいるみたい…
❣️🌸
そっか…
❣️🌸
2人とも、いつ帰るの?
🎯💜
ほんとは今日帰るつもりだったんだけどね…
🎯💜
こえくん、れるちと住んでたじゃん?
🎯💜
でも今の状況だと2人だけで家にいたら2人ともしんどいだろうし…
🎯💜
しばらくいさせてもらってもいい?
❣️🌸
…!
❣️🌸
全然!ありがとう!
🎯💜
ん、よかった !
🎯💜
あ、そうだ!
🎯💜
これから気分転換にでもお出かけしない?
❣️🌸
え!やったー!
🎯💜
どこ行きたい?
🎯💜
カフェでも行く?
❣️🌸
パフェ食べた~い!
🎯💜
いいよいいよ~!
❣️🌸
やったー!こったん大好き!!
(Relu side)
また朝が来た

あと何回朝が来たらまたこえくんに愛してもらえるんだろう

あと何回この寂しさを感じたらこえくんに抱きしめてもらえるんだろう

そんな馬鹿みたいなあり得ないことを考えてる自分が嫌だった

そんなのあり得るはずがない

だってもうれるはこえくんに嫌われたんだ

でも、もしもこえくんがれるのことを許してくれたら…

そう心のどこかで願っている


このことに関しては完全にれるが悪いと思ってる

こえくん、そしてみんなががあんなに傷付いちゃったのも

こえくんに嫌われて、れるが悲しい思いをしてるのも

全部全部、れるのせいなんだ

今回のことはれるの心に大きなダメージを与えた

だってれるは心の底からこえくんが大好きで、

心の底からこえくんを信じてたから

でも逆に、こえくんをここまで信じてなかったら

こえくんのことが嫉妬するほど好きになってなかったら

みんなのことはもちろん、

自分のことも守れたんかな…?


れるは人に愛されたことがなかった

れるは小さい頃に施設に預けられて育ったから

親の顔も知らないし親に愛された記憶もない

ただ一つ残っている親に関する記憶は

施設に入るまで毎日殴られていたことだけ。

れるは望まれて生まれてきた子供じゃなかった

施設に入ってからも愛されることはなく

活発で人前に出たがるような子だけが

施設の先生たちや学校の友達に愛された

でもれるは基本的に人と話すのが下手なタイプで

人と話すのが苦手だ

必要以上に人と関わりたくなかった

人は怖いものだと思っていたから。

小学校の道徳の授業でやった「友達」について考える授業

自分の友達について人前で話すことになったその授業は

れるにとって地獄の1時間だった

いつもはみんなれるに注目したり話しかけたりしてこないくせに

こんなときに限って

友達同士で囁き合って、笑って。

「友達いないのにこんなことさせるの可哀想だと思いまーすw」

そういったことを煽るように言うクラスメイト

そういった話も聞こえていないふりをしている先生

れるはますます人が怖くなった

だからそれからは誰にも興味を持つことなく生きてきた

高校生の時はいじめを受けてしんどい思いもしたけど

それに対して感情的になることもなく

れるは人を避けて生きてきた

高校を卒業してかられるは

施設のお金でアパートを借りてもらって

狭くはあるけど1人暮らしにはちょうどいい部屋に1人で住み始めた

人と関わることは苦手なものの頭はいい方だからといって

すぐにいい職に就けた

なのに、人と関わることのストレスでれるはすぐに辞めてしまった

家賃は施設の人が出してくれるものの、食費は出さないとだめだから

れるはたまたま動画配信サイトで見かけた「歌い手」という活動を始めた

活動開始当初は動画をアップロードするだけでもだいぶお金が入ってきた

でもしばらくすると配信をしないとあまり伸びないようになった

配信なんてできるわけない、最初はそう決めつけていた

リスナーさんも大して好きにはなれなかった

この人たちもれるの嫌いな「人間」なんだ

そう思うとどうしても好きになれなかった

そんな時だった

とある歌い手さんからDMでゲームのお誘いが来た

初めてのお誘いにびっくりしたけど、ゲームは好きだから嫌な気はしない

ただ、「通話をしながら」ということだけは心配だった

そういった緊張がありながらもれるはその人とのゲームを楽しんだ

久しぶりに2人でやるゲームを楽しいと感じた

その「とある歌い手さん」というのがこえくんだった

そしてれるはゲームのあとにグループのお誘いを受けた

素直に「嬉しい」とは言えなかったけど本当は少し嬉しかった

少しだけ未来に希望ができたようだった

そしてれるはそのグループへの加入を決めたのだった

でもなんといっても相手はれるの嫌いな「人間」なわけで

すぐに心を開くことはできなかった
でも、こえくんといる毎日は「楽しい」でいっぱいだった

気づけばれるはこえくんに心を開いていた

こえくんの作ったグループのメンバーとして出会った

ゆうくん、こったん、そしてくにお

その3人とも仲良くなれて

やっとリスナーさんのことも好きになれるようになった

こえくんは初めて話したあのとき、

真剣にれるの話を聞いてくれた

過去のしんどかった話、リスナーさんでさえ愛すことができないという話

その全部に相槌を打ちながらゆっくり丁寧に聞いてくれた

そういえば、なんでそんな話になったんだっけ

少し前だったらこえくんに直接聞けたのに



今ではもうこえくんはれると遠く離れた存在になっちゃったんだな
スクロール お疲れ様でした ❕❕

またまた ぴさぴさだ ——— っ❕❕❕

今回は れるくんの過去が明かされましたね ❕

てゆか学校始まってから ほんまに 忙しくて 🥲

不定期投稿すんぎですよね すいません 😭

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