あれからどのくらいの時間が経ったのだろうか。
取り調べ室の窓から見える空は、暗くなっていた。
ヒロは、私の涙が止まるまで傍にいてくれた。
誰かが傍に居てくれる。それだけで涙が出てくる。
私達の日常が戻ってきた。
元はといえば、私が悪いんだから。
ごめんなさい。
口には出さなかったけど、
きっと伝わっていると思う。
今日の夕飯。
そんな他愛の無い話をする。幸せだ。
みんなのいる公安部の部屋に戻った。
なんか見られてるのは気のせいだろうか。
差し出されたヒロの手を取り、私達は帰路へついた。
Tips
公安部にも、あなたファンクラブがある。
美和子のよりは控えめ。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!