入ってきた人は、関西訛りで話に入った
北斎さんは私と玲央くんの頭を優しく撫でる
暖かくて頬が緩む
その後は家の案内をしてもらい、
夜ご飯を頂いて寝ることになった。
私は玲央くんの部屋に
敷布団をひいてお邪魔させてもらう
修学旅行みたいに電気を消したけれど
布団から顔を出した玲央くん
顔がだんだんと照っていくのがわかる
お互いに諦めたほうがいいこともわかってるし…
シバケンが居るのは監獄だった。
なんで彼処にいたのかはわからないけど
多分出てこれないだろうから……
でも、シバケンとの思い出を消したくはないし…
玲央くんがそう言い眠りについた。
私もつられるように眠りについた。
朝起きて玲央くんが伊織さんに許可を貰った。
伊織さんが昨日のうちに買っていただいて
ちゃんとした外着に着替えられた
本当にここには素敵な方がいて、
すごく居心地がいい…
家を出て皆で歩いて向かう。
少し緊張している…
また、シバケンに会うことが怖い…
腰に付けたシバケンとお揃いのぬいぐるみを
優しく手で包む
…少し落ち着こう…、今日はみんながいるから
きっと大丈夫…
会場に着くと、他チームもすでにいるようで、
伊織さんや善さんは挨拶に行った
何をするのかイマイチわかってないけど、
人数は20人以上集まっていた。
緊張していたのが顔に出ていたのか
北斎さんは優しく私の頭を撫でてくれた
見渡してみると、私たちのところから
だいぶ離れた所に…シバケンは居た。
シバケンの隣には犬飼さんも居る
手…?
私が右手を玲央くんの前に出すと
玲央くんは私の手を握った。
イタズラをしている子どものように
笑みを浮かべる玲央くん
今は北斎さんの背中に隠れている感じなので
まだシバケンには気づかれてないはず
私の目の前にリュウ…?さんが来てすごくびっくり…
落ち着いた男の子も続いて私の前に来た
ぐわんと顔を近づけられて、反射で後ろにのけぞる
玲央くんと繋いていない方の手を思いっきり
掴まれて、振り回される
リュウくんが私の手を離してくれた
ぐるぐるして目が回った…
玲央くんが私の手を離した瞬間…
私の手が引かれる
ぐんぐんと進んでいき。
至る所で私を子分と言い回っている
それを後付けるように、玲央くんが来てくれるけど…
もしかしてこのままシバケンのとこ…来ちゃうんじゃ
リュウくんは何も事情がわかっていないので
気にしていないように、
よくわからないことを言っている
気まずい…













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。