前回のあらすじ!
魔王は日本国憲法という言葉を知った。
俺がそう言うと、待ってましたとばかりにルイカがページを開き始めた。
さぁどんなものだ。平等は大事だーとか、面倒ごとは避けようーとか変な戯言でもほざいてんのか?
第一章、天皇。…天皇ってなんだ?え、えーと?"天皇の地位と主権在民"?何言ってんだこの本。天皇は日本国の象徴であり…なるほど、わからん!
俺は即座に本を閉じた。
もう一度ページを開く。えー…
はぁ?なんか意味わからないがとりあえず天皇ってやつがこの日本を支配している魔王らしい。つまり、俺たちはその天皇になれば…
なんでそんな否定されなきゃいけないんだ?そう戸惑っていると、ルイカが口を開いた。
この世界に神という存在があるとは思わなかった。神は人々をこき使い、奴隷として使いまわし、壊れたら捨てるっていうやつが多かったのだが…こういう素晴らしいものもいるのだな。俺が間違っていたらしい。
権力、か。久しぶりに聞く名前だな。俺の頃は全て武力解決だった。強いやつが勝ち、弱いやつが負ける。戦争でもよくあることだったのだが…この世界は素晴らしいものだな。俺は静かに本を閉じると、
天皇になれないのであれば、その下の位に付けばいい。
そう考えた俺は二人にそう言った。二人は少し考えたあと、ミャルノが口を開いた。
俺はそう決意してしまった。俺は…元魔王である。魔王は頂点を好む存在でもある。そんな俺はなるべく地位の高いところに行きたいだろう。そこで、だ。
天皇になれなければ、総理大臣になればこの日本のほぼトップになれるということだ。
二人の決意も堅く、俺たちは総理大臣になることを決意した。長い道のりになるかもしれないが、頑張ろうと思う。まずそのために…
これから、この施設を支配する。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。