沢山考えた
どうすれば、彼等は俺と一緒にソトに出てくれるのかなって
....自分でも分からなかった
何故、そこまで彼等に固執するのか。
そんな事を頭の片隅に置きながら、どうすれば彼等を納得させられるかを考える。
そうだ、彼等を納得させる為には彼等をその気にすれば良いだけ。
緑色の彼は、罪があると言っていた
....でもただ、それは許されたいだけ。
彼は自分の体を大切にしていない。
ただ、あそこで非効率なやり方で
しかも、自分が壊れていくだなんて
勿体無い。
ここまでのピースが揃ったら何となく、説得させられるような気がした
黄色の彼は
ずっと、虐められていた
心も、体も何もかもボロボロで
幸せなんてなさそうだった
だから、彼にはシアワセをあげる
暴力や、暴言なんかじゃ無い。
優しい温もりを教えてあげる
それが、俺にできる事だから。
ここまで、ピースが揃ったら何となく説得させられるような気がした
赤色の彼は
見捨てたく無い、と言っていた。
でも、それは偽善だ。
ただ、人を助けて1人優越感に浸っている
それは何だかズルい気がした。
彼はここを出てみたく無いのかなって
安全圏でずっと暮らしているのかなって
.....身長の高い彼にはこんな狭いところでいいのかなって、
ここまで、ピースが揃ったら何となく説得できるような気がした
青色の彼は
笑顔が何処か、ぎこちなかった
何故か、本音を言っているとは思えなかった
だから、俺は彼の化けの皮を剥がしてみようと思う
彼が何を求めるのか
彼は何を隠しているのか
知ってみようと思った
そこまでピースが揃ったら何となく説得できる気がした
紫色の彼は
ここの場所を知っているはずなのに
何故か断った
俺が信用できなかったのでは無いか、と
まぁ、当たり前だなと思った
でも、彼は何だか
説得できるような気がした
5人が揃ったその時に
彼は迎え入れられるのではと
そこまでピースが揃ったら何となく説得できる気がした












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!