第20話

【番外編】②-2
566
2022/09/29 13:30 更新
…ゆ…

…ゆん…

しゆんー
Yukimura.
Yukimura.
あ、起きた?
…家の、前?
Yukimura.
Yukimura.
悪いんだけど、鍵ってどこに…
あ、そうだ渡してないんだった。
さすがに今の俺にここから橋まで行ける体力は残ってないし、ここまでゆきむら。に越させといてもう大丈夫とは言えない…。

というか大丈夫じゃない。
Shiyun
Shiyun
右ポケット…
Yukimura.
Yukimura.
ん。
自分で出そうかとも迷ったけれどそうしようとしたら少し体が傾いたので、無理に動かない方がいいだろう。

肩に手を回されたまま、支えられて家の中に入る。
Yukimura.
Yukimura.
着替えるのって出来るか?
さすがに濡れたまま寝るのもどうかとは思うから。
頷く。
これでもリビングと1部屋あるので、部屋に入って寝間着に着替えた。
部屋から出るとゆきむら。はまた肩に手を回して、俺をベッドまで連れて行った。
頭をタオルで拭かれ、冷えピタを貼られて布団をかけられた。以外とこういうところは慣れているみたいだった。

そういやコイツよく熱出してたな…w





いつの間にか寝てしまってたみたいで、
目が覚めるとゆきむら。が横にいた。
俺が目をまあまあ開くまでの一瞬、
悲しそうな顔をしてたのは気の所為だろうか。
Yukimura.
Yukimura.
うどん…食える?
解凍してネットで見ただしみたいなの作ってそれに入れただけだけど…
Shiyun
Shiyun
…う、ん。
少し体を起こす。
寝たから少し良くなったものの、まだ頭が痛い。
Yukimura.
Yukimura.
自分で食べるのと食べさせてもらうの、
どっちがいい?w
Shiyun
Shiyun
や…絶対的に自分…
Yukimura.
Yukimura.
ふふwはい。
ゆきむら。が冗談を言いながらもお椀を渡してきたので、貰ってちょっとずつ食べる。

冷えた体にはちょうど良く、熱すぎなくて食べやすかった。
Shiyun
Shiyun
美味しい。
Yukimura.
Yukimura.
そっか、良かったw
ゆきむら。が少し微笑んだ。
でもそれは一瞬で、また少し悲しそうな顔をしていた。
やっぱり俺がやめようとするのが嫌なのだろうか。

俺は俺で辛いからやめたい。
グループを辞めたいとは思わないものの、人生を辞めたいと思ってしまう。

っていうかそうすれば必然的にグループも辞める事にはなるのだが。
Shiyun
Shiyun
ねえゆきむはさ
Yukimura.
Yukimura.
ん?
Shiyun
Shiyun
なんで俺の事気にかけてくれるの。
ずっと聞きたかった。

ゆきむら。はグループを、騎士を辞めている。
結構鳩が飛んでくるのも辛いだろうし、多分俺よりもゆきむら。の方が1人だと思うんだ。
Yukimura.
Yukimura.
……てきたから
Shiyun
Shiyun
え?
Yukimura.
Yukimura.
置いてきたから!
…???

置いてきた…?
Yukimura.
Yukimura.
しゆんさん…騎士に置いてきちゃったから。
別に置いてきたつもりじゃなかったし、頑張ってくれると思ってたけど。
Yukimura.
Yukimura.
…しゆんさんが独りなの僕のせいじゃん
何も言えなかった。

でもゆきむは悪くない。俺がそま達に言わないから…だから…
ヒラッ

目の前にティッシュを差し出された。
Yukimura.
Yukimura.
また泣いてるから。
Shiyun
Shiyun
や、泣いてないしいいよw
















泣いてないよ…。
Yukimura.
Yukimura.
自分で自分の顔って見れる?
Shiyun
Shiyun
…見れないです
Yukimura.
Yukimura.
ハァ。めんどくせえな…
そう言ってゆきむが目元を拭いてくる。





出来ることならもっと泣きたい。



もう放っておいて欲しい。















覚えてないかな。
俺、ゆきむ尊敬してたんだよ。


グループやるの 凄く嬉しくて楽しかったんだよ。
カラオケも実は結構楽しかった。

あそこら辺から仲良く出来てなかったかな。
気の所為だったのかな…全部。


だとしてもさ、こうして来てくれると







また 一緒に居たいって思っちゃうんだって。

話して欲しいって…

















離れられな…



















ギュッ








ゆきむが…急に抱きついてきた。
え、何…?
Yukimura.
Yukimura.
ごめん。
や…え?
Yukimura.
Yukimura.
…しゆんさんさっきから全部口に出てた
…え。
Shiyun
Shiyun
何処から。
Yukimura.
Yukimura.
…覚えてないかな。から
Yukimura.
Yukimura.
めっちゃ小声だったけど…ごめん聴き入ってた。
そう言ったゆきむの顔は赤かった。























耳の先まで結構赤くなっていて、思わず笑ってしまった。
Shiyun
Shiyun
ふふw
Shiyun
Shiyun
ゆきむ顔真っ赤w
Yukimura.
Yukimura.
しゆんさんだってwww
ゆきむに抱かれたまんま、2人で笑いあってた。

そっか、あんまり自分から人にボディタッチとかしに行かないゆきむが、最近やけに撫でたりしてくれるなって思ってたら…













心配、してくれてたんだ。
Shiyun
Shiyun
…独りじゃないよ。
Shiyun
Shiyun
ゆきむ…来てくれたから…2人。
そう言ってゆきむを抱き返した。

ゆきむは微笑んでくれた。



















いつもこんな俺を気にかけてくれてありがとう。


これからも…たまにでいいから…
Shiyun
Shiyun
関われると…嬉しいな。





















9月28日
#しゆん 2022年生誕祭
おめでとうございます。

プリ小説オーディオドラマ