第28話

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2024/10/03 11:00 更新
智将side―













俺の片思いはここで終わった。





あなたの下の名前と主人マスターの並ぶ後ろ姿を見ながら、そう思った。









主人マスターの足が止まり、「昨日の返事」と切り出し、言葉を続ける。














智将要圭
『…』
要圭
ごめんね、あなたの下の名前ちゃん
智将要圭
『おい、主人マスター…?』
要圭
俺、あなたの下の名前ちゃんに同じ気持ちは返せない
智将要圭
『何言ってんだよ…!』







あなたの下の名前の顔が一瞬にして曇った。














その後も主人マスターは言葉を続け、あなたの下の名前は震えた声で簡単に挨拶をすると、去っていった。








智将要圭
主人マスター!』
要圭
「…」
智将要圭
主人マスター…」






気が付けば、俺は主人格になっていた。





主人マスターは眠っているようだ。






智将要圭
(俺の気持ちを伝えろという事か)







あなたの下の名前は昔から辛いことがあれば、すぐ公園に行って一人で泣いていた。









きっと、公園にいるはずだ。
















智将要圭
(…いた)





ブランコに腰掛け、目元をこすっているあなたの下の名前がいた。







俺はあなたの下の名前に静かに近づき、あなたの下の名前の涙をぬぐう。






あなたの下の名前は驚いたように顔を上げた。







あなた
あれ、圭、聞いてた?






眉を下げ、無理やり笑って見せるあなたの下の名前。





智将要圭
あなたの下の名前、俺から伝えたいことがある









あなたの下の名前の告白を断るってことは、”そういうこと”だよな、主人マスター










もう、覚悟は決めた。

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