第15話

トラウマと過呼吸と自己嫌悪と 叶
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2025/07/07 09:00 更新
小学生の頃からいじられ体質だった。
当時はみんなが笑顔でいるのが嬉しくてあまり嫌な感じはしなかったのに中学、高校と笑われることがしんどく、
そして他人からの評価に過敏になってしまった。
そんな私は社会人になってから本当の自分に蓋をして猫かぶりするようになった。
周りの人達は表の私を高く評価し、恋人だってできた。
でもその恋人に本当の自分を見せた時、
mb
は?お前俺を騙してたのかよ!
意味わかんねぇ!猫かぶりかよ!気持ち悪い!
と吐き捨てられてしまった。
その出来事が恋愛に対してのトラウマとなってしまい、恋人なんて作ることはなかった。
そうやって過ごして約3年。
もう20代も終わりに差し掛かった頃、とある人に出会ってお付き合いをする事になった
何処か抜けているけど気配りは出来るし、なによりもデートが毎回時間も猫かぶりも忘れて楽しめるのだ
交際も続いて同棲しよう、と話が出た時ふと元カレの言葉を思い出してしまった
あなた
ッ!ヒュー、カヒュッ、ヒューヒュー
あなたのライバーに呼ばれたい名前、ゆっくり息して、
ゆっくり、ゆっくり僕に合わせてゆっくり深呼吸だよ
あなた
ヒュー
あなた
ポロポロごめっ、なさっ
大丈夫。大丈夫だからね僕がそばにいるよ



落ち着いた?
あなた
う、ん
ありがとう、
もし良かったら、あなたのライバーに呼ばれたい名前をどうしてそうさせたのか教えてくれる?
コクっと頷いて全部包み隠さず話した。
他人からの評価に過敏なこと、元カレの言葉がトラウマになってること。
叶君は震える私の手をぎゅっと握りながらうんうん、と聞いてくれた
あなた
ごめんね、嫌いになったでしょ?
猫かぶりって知って
嫌いになんてなるわけないよ。
僕はあなたの名字あなたの下の名前そのものが好きなの。
トラウマの事、教えてくれてありがとう。これからは僕とそんな元カレの事なんて忘れられるように沢山思い出を作っていこう?

本当は今言うか迷ってたんだけど…
そう言って叶君はポケットから小箱を取り出して言った
僕と結婚してください。
あなた
は、い。
こんな私で良ければっポロッポロッ
ううん、あなたの下の名前がいいの。
これから沢山幸せにするからね。
愛してる。
次の日、私と叶君の薬指にはお揃いの結婚指輪がはまっていた。
かなかな、ハッピーバースデー✨🎉
あんまり過呼吸要素なかったですかね?w
お誕生日記念のお話です👍

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