第29話

29話
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2025/01/06 22:00 更新
早朝ロケよりさらに前、俺は寝起きドッキリの為に起きる事になった。マネージャーからの提案でYouTubeで使うやつらしい。とりあえず、同じ早朝ロケの流星の部屋に起こしにいくと鍵をもらって入っていく。

いくらメンバーとはいえ勝手に部屋に入るのはちょっとドキドキする。でも、寝起きドッキリやし大ちゃんも流星もきっと事前に知ってるんやと思っていた。
大橋
こっちが寝室なので起こしに行ってみます。
そう言ってドアを開けてびっくりした。ツインルームの部屋なのに1つのベッドは使われた形跡もなく、大ちゃんと流星が2人で抱き合うように眠っていたから。
きっと寝起きドッキリやって気づいた大ちゃんは急いで僕にルームウェアを着せた。そばにあった下着を身につけて、でも素肌に近い状態で僕達は抱き合って寝たフリをする。
流星
大ちゃん?
大ちゃん
流星大丈夫。ネタって事にしよ。
そう言って大ちゃんは僕を腕の中に閉じ込めて目を閉じた。
大橋
えっ?えっ?これさすがにやばいよな?
使えんよな?
スタッフ「そうですね。お2人って噂通りそんな関係って事ですか?」
大橋
やっ、俺は知らんって。
大橋くんとスタッフさんの声で目覚めたふりをして大ちゃんは目を開ける。メガネを掛けていないから、見えてないみたいな演技で僕の頬にキスをして眼鏡をかけて驚く演技をしている。僕もそのバタバタで起きたふりをして、大ちゃんの後ろに隠れる。
大橋
ちょっと、流星、大ちゃん寝起きドッキリ知らんかったん?
流星
うん、聞いてない。
大橋
にしても大ちゃんと流星ってその、、、
大ちゃん
うん、俺ら付き合ってるし、そういう事やるんなら事前に言うてくれんと困るんやけど。
大橋
やっ、困ってるのはこっちやで。
もし、つきあってるとしてもこんな仕事のとこで。
流星
大ちゃん、ごめん、流星が寂しいから一緒に寝よって言うたから。
大ちゃん
いいんよ流星は悪くない。
そう言って大ちゃんは見せつけるかのように僕を抱きしめてキスをする。
大橋
やっ、あんたら人の目の前でそんなイチャイチャして。
流星
あかんの?
僕、大ちゃんの事好きなのに、、
そう言って大ちゃんに抱きついて甘えるようにすると大ちゃんはまたキスしてくる。
大ちゃん
あかんくないよ、流星、もっといっぱいキスしよ。
流星
大ちゃん、朝からがっつき過ぎ、もう、無理やし。アハハハ。
大ちゃん
ええやん、せっかくやしもっとチューしたい。チュッ。
流星
もう、大ちゃんあかんって、それ以上やったら怒るよ!
大ちゃん
ええやん、恋人のふりバレてへんしもっともっとチュッ。
流星
あかんって動画使うとこなくなるやん!!
もうやめ、やめ。
大ちゃん
えーっ、最後にもう一回。
大橋
ちょっ待って、さっき恋人のふり言うた?
流星
大ちゃんがバラしたから!
大橋
えっ、このなんかリアルにヤバいやつ演技なん?
流星
当たり前やん。こんな仕事のホテルで相部屋でそんなんする訳ないやろ!
大橋
はぁ、良かった、なんかめっちゃドキドキしたわ。
大ちゃん
なぁ、流星、もう一回キス。
流星
もうバレたんやしせえへんよ。
大ちゃん
チェッ。
流星
当たり前やろ!
何回も勝手にキスして。
それより使えるとこある?
そう言って流星はスタッフさんの撮影した映像を見返している。
大橋
大ちゃん、ホンマに演技なんよな?
大ちゃん
さぁな、ドッキリなんて趣味悪い企画する方が悪い。
大橋
いいなぁ、りゅちぇと何回もキスできて。
はっすんが言ったその一言を俺は聞き逃すはずもなかった。

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