早朝ロケよりさらに前、俺は寝起きドッキリの為に起きる事になった。マネージャーからの提案でYouTubeで使うやつらしい。とりあえず、同じ早朝ロケの流星の部屋に起こしにいくと鍵をもらって入っていく。
いくらメンバーとはいえ勝手に部屋に入るのはちょっとドキドキする。でも、寝起きドッキリやし大ちゃんも流星もきっと事前に知ってるんやと思っていた。
そう言ってドアを開けてびっくりした。ツインルームの部屋なのに1つのベッドは使われた形跡もなく、大ちゃんと流星が2人で抱き合うように眠っていたから。
きっと寝起きドッキリやって気づいた大ちゃんは急いで僕にルームウェアを着せた。そばにあった下着を身につけて、でも素肌に近い状態で僕達は抱き合って寝たフリをする。
そう言って大ちゃんは僕を腕の中に閉じ込めて目を閉じた。
スタッフ「そうですね。お2人って噂通りそんな関係って事ですか?」
大橋くんとスタッフさんの声で目覚めたふりをして大ちゃんは目を開ける。メガネを掛けていないから、見えてないみたいな演技で僕の頬にキスをして眼鏡をかけて驚く演技をしている。僕もそのバタバタで起きたふりをして、大ちゃんの後ろに隠れる。
そう言って大ちゃんは見せつけるかのように僕を抱きしめてキスをする。
そう言って大ちゃんに抱きついて甘えるようにすると大ちゃんはまたキスしてくる。
そう言って流星はスタッフさんの撮影した映像を見返している。
はっすんが言ったその一言を俺は聞き逃すはずもなかった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!