練習室に着いて、すぐに練習が始まる。
ボーカルの練習は
ウジオッパが主体になって行う。
『はーい』なんて、緩い返事をして
いつもやっている発声練習を各々始める。
私もみんなと同じように始めた。
…
発声練習が終わり、
ここから本格的なボーカルの練習が始まる。
こんな感じウジオッパが指揮をとる。
ボーカルトレーニングと言っても
歌を歌うだけではない。
私は歌を歌うのが下手くそだから…
そんな私に嬉しいトレーニングだ。
歌うときは、本当に
どうしようもないぐらい嫌になる。
少しでも、音を外したら
みんなに見られるし。
そんなの、最悪でしかない。
いつまでも歌わないトレーニングが
続けばいいのに…。
そんなことを思いながら、
私はオッパ達の目を気にしながら、
いつも通り静かにトレーニングをした。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!