約2時間カラオケ配信を楽しんだ後、
らぴすが、
『もう少しだけ歌いたい』と言うから
まだ俺たちは店内にいた。
俺はST×Rに加入してめておらで歌い手として活動する前はただのゲーム実況者だったから、
歌い手を始めてから歌のことをちゃんと勉強し始めた。
らぴすもめておらの前はゲームをやっていたと言ってたけど、
歌もやっていたとのことで、結成当時から今このカラオケまで、流石の歌声だったと思う。
そんなことを考えていると、
いつの間にか一曲歌い終わって座っていたらぴすに声をかけられた。
…まだカラオケにいたい気持ちもあるけど、
ちらっとスマホを見るともう日を跨ぎそうだった。
んー、
眠いし帰ろうかな。
らぴすは一瞬戸惑ったけど、
スマホの時間を見て納得している。
けど、なんかテンション下がったな…。
まだ歌いたいんかな。
明日も会議だし、早く帰って寝たい。
……まぁまだ居たいって気持ちも嘘ではないけど…。
そろそろ帰らないと、明日普通に遅刻するんだよなー。
まぁ最近めておら遅刻ティアSになったけど。
雰囲気が急に変わったらぴすに話しかけられて、少し身構えてしまう。
……なに、なんかしたっけ…。
なにそれ。
『メルトと』とか、『2人で』、とか…。
だめじゃん。
そんなこと、
目見て言われたら好きになるんじゃん…。
俺が許諾したらすぐにいつものらぴすに戻った。
さっきのらぴす、少しだけいつもとは違った。
まるで、らぴが深夜配信とかでいつもステラに向けてる、そんな声色…。
…いや、それともちょっと違うような…、
それ以上な感じ……、?












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。