次の日の朝
あれからお兄は全然
喋らない…
拗ねてるのかな…
玄関でお兄を待っていると
靴を履いたお兄は何故か
壁の近くに居た私に
近づいてきた
気づいたら私の首と膝の裏に
お兄の腕が回されていて私の
身体はお兄によって持ち上げられていた
そう言うお兄の顔が
怖すぎて、 私は何も
文句を言えなくなってしまった
お兄が蘭ちゃんと園子ちゃんに
事の経緯を説明した
私は共感して貰えたのが
嬉しくて園子ちゃんの方に
手を伸ばそうとする
蘭ちゃんが私を抱っこで
お兄から解放してくれた
私は走って学校に向かった
next…♡15












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!