🎲🩷視点
こえしと顔を見合せて首を傾げる
歩いても歩いても延々と続く森
森の中だから暗く、それでいて木漏れ日すらなく、本当に光が遮られている状態
まろが指さす先にあるもの
……古びた矢印の、
どす黒く濁った赤と紫色をした汚れた標識
はっきりとは分からないけれど、確かにそこには「この先、◆◆出現注意」と書いてあった
ゆさんが言う通り、この標識の先に道なんてなかった
完璧な行き止まりに置かれたこの標識になにか意味が…
真っ先に飛び出したうるさい2人が標識に向かって走っていく
……ちょっと待って、それ危ないんじゃ……ッ、!
俺が叫んだのと同時にゴン、と鈍い音がする
……はぁ、何やってんだよ全く…
2人仲良く頭をぶつけて涙目で撃沈
2人がぶつかった衝撃で標識が傾き、レバーのような働きをしたのか、木が倒れて道ができていた
しかも、その道
🎲ちーむ
近づいていくうちに見えてくるその影の正体は…
俺らの身長の2倍くらいある、くそでかかぶとむしみたいなのがいるんですが
…どうしろと?













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。