『 ヒョンジン先生が、好き 』
男の子から言われたのははじめてだったので、動揺した
昔のことも、思い出してしまった
それにしても……俺のことを好きになるなんて、、
え、なんでだ
別にヨンボクに何もしてやれてないのに
ガラガラッ
いやこの発言、捕まるか……?
23が17に対して、この発言は……
ヨンボクは、なんか可愛い
まず顔が可愛いし、綺麗
意外と声が低くてびっくりするけどね
おぉ、、
ヨンボクがおっきい声出してる……
嬉しくなって、ヨンボクのふわふわの頭に手を置いた
こいつは、俺が好き……
じゃあ、俺と一緒だ
今日の夜、街にある居酒屋に行った
なぜかは分からないけど、飲みたい気分だった
居酒屋なんてのは久しぶりだったから、
はしゃいで飲みすぎてしまったのは、自分でも自覚してた
でも、さすがに幻覚が見えるまでは飲んでなかったと思ったんだけど
この人は……
ついていけない俺を置いて、どんどん先に進むんだな
よくできた夢だ
一応、会話を続けてみて、
受け答えが先輩らしかったらちょっとだけ、現実を疑おうかな

うわ、全部があの頃と一緒だ……
首を傾げてニコッと笑う
先輩はいつもそう
皮肉を言う時も、人を小馬鹿にする時も、
そうやって可愛い顔で笑う
また生ビールをごくごく飲んだ後、俺の右肩を小突いた
ほんとはそんなんじゃない
てか先輩のこと気遣えるほど、俺余裕ないし
ほんとは
先輩と会うのが怖かった
先輩を、忘れたかった
先輩が卒業してから、俺は同棲をすきになってしまった罪悪感に包まれた
それが悪いことでは無いことは知ってる
でも、俺はそんな自分が嫌で気持ち悪くて仕方なかったんだ
でも、ずっと忘れられなかった
ていうか逆に
ずっと思い出してばっかりだったな














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。