今日の朝、いきなりジョンインに話しかけられた
「 俺ん家来て 」
オレンチキテ……?
僕を家に招いてどうするつもりだ、
朝まで殴る蹴るの暴行を受け……
いやいや、まさか
最近のジョンインに限ってそれは無い
いつものカウンセリングルームで、先生にその話をした
そしたら自信満々にそんなことはないって
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放課後、案の定ジョンインに呼ばれて、二人で歩き出した
廊下を歩いていると、すれ違った人みんなが不思議そうに僕らをみた
まあそりゃそうだ
だってこの間まで僕、この人にいじめられてたんだもん
本当は今も、何をされるか分からない未来が怖い
でも、信じる
ジョンインのこと、ヒョンジン先生のこと
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ピンポーン
いやいやいやいや
ちょっと待って
この家……でかすぎじゃない
え、旅館?
いや旅館にしてもでかいな、
ジョンインのお父さんが社長さんなのは有名だから知ってたけど、相当稼いでるんだな
え、笑った今……
こっちは真剣に緊張してるっていうのに…
ギィギギギ
そうして入ったジョンインの家は、もちろん中身もえげつなかった
キッチンもゲストルームも風呂もトイレも
施設とは全然違う
どんだけ掃除してもこんなにピッカピカにはならない
さすが金持ちは違うなぁ
やっとたどり着いたジョンインの部屋も…なんだよこれ
これは施設の子供8人の共同子供部屋とデカさ一緒くらいじゃないか!?
僕があまりの広さに興奮していると、申し訳なさそうにジョンインが僕に話しかけた
この間、ジョンインが泣いた時
あの時沢山、ごめんって謝ってくれたからそれでもうチャラになったと思ってた
でも、わざわざ謝る機会を作るとは……
え、ちょっと待って
これ……
ど、土下座……!?
あのジョンインが、土下座……














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!