朝。
推しアイドルの目覚ましで起き、朝練に行く準備をする。
朝早くから練習があるのはとてつもなく
苦なのだが、マネージャーである以上きちんと業務はこなさなければならない。
……くそほど行きたくねぇ。
一人部屋だから誰からも返事は帰ってくることもなく、
静かに扉を閉めて鍵をかけた。
私の部屋から絵心さんの部屋までは15分ほど。
近道を使ってもいいのだが、絵心さんに説教されるのがだるいため
使っていない。(遅刻しそうなときは使う。)
絵心さんの部屋につき、挨拶をしたあと、まずは各部屋に溜まった服を回収しに行く。
なんも音が聞こえないので誰も居ないだろうと、
ノックをせずにドアを開けたが、
そこにはパン一の双葉が1人。
ズボンを履こうとしていた双葉は
こちらと数秒目があった後、顔を真っ赤にして服を投げてきた。
投げんな。
そこに荷物があるのに双葉は私に物を投げ続けてるため
中に入ることができない。
まぁそれは当たることなく華麗に避けているのだが。
それより早くズボンを履いてくれ
と思っていたその時、数人の足音が聞こえてきた。
向こうから歩いてきたのは國神と蜂楽廻。
ドアから物が投げ続けられ、それを避ける光景に
目を白黒させている。
ズボンを履かずに物を投げる双葉を無視し
問答無用で中に入り荷物を取る。
まだ顔が赤い双葉は涙目で私に訴えてきた。
私が手出したみたいじゃん。
片付けるのは双葉だ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。