類は、ショーができるオレが好きなんだ。
なのに………今のオレはショーどころか学校にも行けない。
きっとみんなもそうだ、
咲希は“お兄ちゃん”なオレが好きで
類、えむ、寧々は“座長”なオレが好き。
だから………今オレは何も出来ないから嫌いなのか?
いつもオレは類のことを信じられない。
類だけじゃない、えむも寧々も
類は優しいしオレのことを大事にしてくれる。
でも………逆に本当は迷惑だと思ってる、はず。
類だってショーが好きで
徹夜するまで機械いじりが好きなのに
オレのせいで全て辞めさせてしまった。
普通だったら好きなことができなかったら迷惑だし今すぐにでもオレを捨てたくなるはず。
そもそも、座長なのに未来のスターなのに
みんなに迷惑をかけていいのか?
………この前は類に止められて自殺が出来なかった。
なら…もう嫌われば自殺するところがみつかっても見捨てられるはず。
こんな世界、オレには合わないから。
だから早く消えたい。
………どうやったら類に嫌われるんだろう。
直接類に嫌いだと言うか………?
それとも距離をあける………?
でも………それをしたからって見捨てられるか………?
あ………そうだ。
1人静かに首を吊ればいいんだ。
そうしたら邪魔もされない。
数日後
突然だがオレは学校に行くことを決意した。
理由は単純に
最期に会いたいし何かあるかもしれないからだ。
念の為に、嫌われたいし。
オレはなんて答えればいいのか分からないから逃げ出した。
教室
やっぱり……広められた、か。
ピコンっ♪(類のスマホの通知音)
メール
ネタ切れのせいでなんか同じこと繰り返してる気がする☆
まぁ………気にしないでください



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。