第10話

後編 2年間の夢
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2026/01/10 11:57 更新
夜なのにすごく明るい、
夜ってこんなに綺麗だったんだな

初めての明るい夜に感動した
少し歩いてると人影が見えた
丹後だった。
こんなところで何をしているんだろう
とりあえず話かけに行こう
飛和
丹後。
丹後
…飛和。いや京都。
飛和
何が起こってるか全部教えて
飛和
急に優しくなって気持ち悪いんだよ
丹後
…すまん
そういい、俺のことを抱きしめてきた
飛和
っ…
気持ち悪い、抱きしめてくるとか吐き気がする
丹後
俺が弱いせいだ。
丹後
京都。お前は何年かすればあっちの世界に戻れる
丹後
だから、記憶を思い出した時でいい。
丹後
大阪を殺してくれ
意味がわからない。
お前の仇を取れってか?
ふざけんな。嫌だわ。
大阪は俺のことを助けてくれた善人だぞ
丹後
京都。お前は騙されてるんだよ
丹後
あの世界は理想郷。全て大阪の世界だ
丹後
だから、全てが大阪の思い通りに行くんだ
丹後
だから、京都はその思い通りを壊して、この世界を救ってくれ
丹後
じゃなきゃ、この世界が潰れる
都合のいい奴が。
飛和
この世界が潰れても俺には関係ない
丹後
京都。お前の現実世界はこっちだぞ。
丹後
あっちは、大阪が作った世界だ。
丹後
だから、お願いだよ
丹後
こんなクソ親父でごめんな
飛和
大阪は、俺のことを助けてくれてんで?
飛和
お前から助けてくれた善人を悪く言わんといて。
丹後
まぁ、そうなるよな
丹後
仕方ないよな。お前は大阪から好かれてるから
丹後
そうやって創られてるんだよ
丹後
アイツは極悪人だ。
丹後
だかr
飛和
悪役から見たらそりゃ極悪人に見えるやろな
飛和
けど、俺から見たら善人やねん。
丹後
…京都も、大阪の味方するのかよ
丹後
いいか、大阪を殺さなければ一番不幸になるのは京都だ
丹後
俺はそうなってほしくないんだよ
丹後
嫌っていうなら、俺が無理やり
飛和
だからお前は極悪人やねん、
丹後
いいよ極悪人で。
丹後
それで京都が救われるなら
ガサッ
???
ほんっとそういうところだよ丹後
丹後
っ、“お前
丹後は俺を後ろにやって、バリアを貼った
丹後
そもそもお前がいなければこんなことにはならなかったんだぞ
???
あのねぇ。
和泉
大阪を悪く言うのやめてくれない?
和泉
大阪の自由でしょ
丹後
お前がそうさせてるだけだろう?
丹後
それは大阪の意思じゃなくお前の意思だ
和泉
はぁ、君とは話しが合わない
和泉
ねぇ京都。
飛和
…何
和泉
君は大阪の事好きでしょ?
和泉
好きなんだったら、大阪の味方してあげてね
和泉
嫌いでも、味方になってあげてね
和泉
大阪は独りじゃ生きてけないからさ。
そう言って、去っていった
アイツ誰だろう、
見た事ないし大阪の事を知ってるようだ
兄弟?親?
わかんないや。
丹後
…京都。俺は別にアイツと仲が悪い訳じゃないぞ。
丹後
ただ違う考えを持ってるだけだ。








その後、丹後から全てを聞いた

大阪が理想郷を作れたのは、和泉の能力で
和泉は自分と同じようになってほしくないから大阪を自由にさせた
一からすべて。
けれど和泉の考えが甘かった
大阪があんな物語を完成させるとは思っていなかったのだ。
それでも和泉は大阪を止めなかった。
と言うか。止められなかった。
和泉の能力から大阪は抜け出したのだ
けれど、和泉は止めなかった
だってそれが大阪の自由だもの。
それからは少し少しバレない程度に和泉自身の意思を入れた

それに不満を抱えたのが丹後だった。
和泉の能力から自力で抜け出し、勢力を強めていった
そして和泉から倒すのは無理があると思い
大阪の理想郷に入り込んだのだ
大阪の理想郷はこうだ。

「悪役が勝つ話。」

この物語で重要なのは
ある2人が大阪の理想郷の設定、いわゆる和泉の能力から抜け出す事。
その2人とは、
大好きな飛和、理想郷で言うと京都
そして善人でみんなに優しく、本物の正義のヒーロー、大阪の大っ嫌いな呉。

理想郷で言う、“広島”だ
そして、現実世界に戻った時には、記憶が全てなかった
京都
言語も、思い出も、全てが
滋賀
っ、京都“!
滋賀
よかった…”…京都…“(泣)
感じたモノは兄弟の暖かい温もりと、
大阪
京都…
何故か溢れ出てくる恐怖心だった。

















それから俺は成長して、喋れるようになって、感情を取り戻した
ただ、俺が全てを完治した頃には、丹後がこの世界に戻って来てた。
勿論平和に暮らせる訳がなく、すぐさま戦闘が始まった

完治したからと言って、強くなったりはあまり無かった
けれど、人一倍は強かった
運動神経は元からよかったからね


それでも弱いせいか負けそうになった
京都
ッ”“ぁ”…いった“”“”…
走馬灯が見えて来た。
走馬灯には存在しない記憶ばっかだった
そりゃ記憶なくなってたからね

そのおかげで全てを思い出せた
京都
ッ…“…爆破“”












京都
っ…
目が覚めるとベットで寝ていた
最初に思った事は大阪の恐ろしさ
それと、広島の重要さ。
京都
あ…“…ぁ
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

なんで俺がこんな事にならなきゃ駄目なの?
なんで俺にこんな重大な役目を渡したの?
俺が何したって言うんだよ…
和歌山
先輩…”!?大丈夫ですか…“!?
京都
っ…和歌山…”“
あぁ、和歌山。死ぬんだ。
ここまで頑張って積み上げて来たもの全部消えていくんだ
みんな、みんな死んでいくんだ。

物語は全部知ってる、
俺と大阪だけが生き残る。
それ以外、全員死ぬ
じゃあ、大阪を殺せばいいんだ。
大阪を殺して、この理想郷を壊すしかない。
まずは広島を助けなきゃ。













和泉
いやぁ面白いね人生って
和泉
大阪の理想郷から抜け出せたって僕からは抜け出せない。
和泉
いやぁ大阪は使いやすいねぇ
和泉
さっすが僕の弟。
和泉
それに対して、丹後は何故僕の能力から抜け出せて、大阪の理想郷からは抜け出せないのだ?
和泉
もしかして、”君“がそうさせた?
???
俺じゃないよ。
???
まぁ、あっちがしたなら仕方がない
和泉
ふーん。じゃあ仕方ないね
和泉
ねぇ、君はなんで僕を助けたの
???
助けてなんてないよ
???
ただ、自分が作ったモノを壊してくれそうな人を探していたんだ
和泉
ふーん、君も物好きだね
???
お前もだろう?
和泉
勿論。人が絶望に落ちる瞬間が好きだからね
和泉
…ねぇ。君は僕の範囲内?
???
範囲内な訳ないだろう?
???
お前よりも権力が強いんだから
和泉
流石だね。”イザナギ“
イザナギ
まぁ俺を崇めたまえ
イザナギ
それとも、俺と会ったのが嫌だったのか?
和泉
強いて言えば君が僕にバグを起こしたのが嫌だったかな
イザナギ
いいじゃないか。”眼帯“を売ってあげたんだし。
和泉
…そうだね
終わり

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