第32話

「 ✦ 𝟐𝟖 ✦ 」
288
2026/01/21 09:00 更新





あなた
…、夢を見てたのかな
あなた
そう、夢だよ全部
あなた
思いますよね、叢雲カゲツさん





血塗れだなぁ、私も彼も




死んじゃったか




にしても、ここの地区が




こんなことになっているとは思わなかった




また夜に一人で来よう、




あぁリセットしなきゃなぁ、




彼は生きるべき人だから。




私と関わったから死んじゃったなんて




そんなバカみたいなことはないから




あなた
すべての生物は
あなた
生きていなければ意味がないですからね
あなた
生きてる世界線に行きましょう
あなた
君は幸せにならなきゃいけません
あなた
そういう運命なのだから
あなた
私みたいなモノに
あなた
優しくしてくれてありがとう
あなた
カフェ、また行きましょうね





するりと叢雲カゲツさんの頬に触れる




あんなに柔らかい笑顔をしてたのに、




笑えなくなっちゃった。




カフェに行かないかって誘ってくれたの




嬉しかったなぁ…、




こんなことになった原因の




あいつらも私も最低だ




あなた
私ってちょっと不幸なんですよ
あなた
知ってました?
あなた
どれだけ違う選択をしても
あなた
結果は同じでした、
あなた
とてもじゃないけど、救えない
あなた
でもこれは貴方の物語人生だから
あなた
一旦、この本は閉じて
あなた
もう一回開いてみてください
あなた
そしたらきっとまた笑えているから
あなた
私の近くにいたからといって
あなた
貴方まで不幸になる必要はないんですよ





彼のオトモが私の腕に絡みつく




本当に不思議な生き物だなぁ




なぜか分からないけど




オトモの表情が悲しそうだと思う




あなた
…、一緒に幸せになってくださいね
あなた
“リセット”





















あなた
叢雲カゲツさーん、?
あなた
そっちは範囲外ですよ





そっちに行って貴方は死んじゃったから




今度は違う選択をしましょう。




また別のときに誘ってくれるかな




誘った記憶はもらうので、




今回は別のことをしてみましょう




むらくも
ん、?
むらくも
あぁそうやったな
 
あなた
次あっちの方見に行きましょう

むらくも
そっちは…!✨





私があっち、と指を指をさして見せると




途端に目が輝く、どうしたんだろ




むらくも
赤城やん!

️ ️️
…あれ、カゲツきゅんじゃーん!





赤城、と呼ばれたその人は




キョロキョロと周りを見渡した後に



こちらに気づいて駆け寄ってくる




お友達かな?




あなた
お仲間ですか?

むらくも
仲間…、そうやなぁ
むらくも
仲間、か





嬉しそうな顔して笑う




あぁ、やっぱり




あなた
(貴方には笑っていてほしいと私は思います)





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