あの後すぐに入間くんは「孫になる」という契約書に大分嫌々ながらハンコを押していた
そんな顔をする彼に何故孫になることを了承したのかときけば「お願い」といわれ、断れなかったらしい
何とも面白い奴だ
その後は今日は夜も遅いという事で寝て、次の日の今は朝食を取っている真っ最中だ
サリバンがそう言ってパチンと指を鳴らせば入間くんの服が変わる
あぁ、可哀想
急に連れてこられた挙句、食べられるかもしれないと言われるだなんて…
そうブルブル震えながら首を振る入間くん
あんなことを言われたらそれもそうなるだろうに…
あぁ、可哀想だ…
こっちに目で合図してくるサリバン
はいはい、わかってますよ
軽く訊いたつもりが堅い返答が返ってくる
彼に打ち解けられるのはまだ先になりそうだ












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!